6歳の時お遊戯会をする事になり
俺の母親と他の母親2人で
演目の「北風と太陽」の太陽役
5人分の衣装を作ってくれた。
でも予定が合わなかったせいか
最初の打ち合わせしか会わず
途中経過の報告会もせず
完成させてしまう。
その後みんな日曜日に
追い込みをかけ完成させたせいか
翌日の月曜日に幼稚園の先生に
一気に提出されてた。
衣装が出来たので
早速みんなで着てみようとなって
そのまま練習をする事になり
衣装を着れる事にみんな喜んでた
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
そして衣装を着終わると
俺の役の太陽の精の衣装が
同じデザインで統一されてなく
2種類の衣装になってる!
俺の母親が作った衣装は
全身黒タイツの上にギザギザの
腰下まである赤いポンチョを被り
テルテル坊主みたいな物だった
もう1つが全身黒タイツで
腰下まであるギザギザの
赤いマントを着るタイプで
何だか見た目が全然違ってた!
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
それを見た先生は
「何それ!合って無いじゃん!」
と驚いて一体どうすれば良いのか
凄くあたふたしてた。
すると北風の衣装を着た女の子達が
「北風も2種類ある!」と言だし
見ると北風のワンピースの長さが
足首までのと膝までの2種類だった
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
それを見た先生が
「キャー!どうしよう」と頭を抱え
教室から出て行ってしまい
しばらく戻って来てくれない。
そしてやっと戻って来たた先生が
「明日お遊戯会で作り直せないから
このままの衣装で行きましょう!」
そう言って覚悟を決めたようだった
その後通し稽古をして終わらせ
衣装の違いなんて気にならない俺は
家に帰るとすっかり忘れてしまい
母親にこの事を話さなかった。
そして翌日のお遊戯会本番の日
俺のクラスの出番が回ってきて
最初北風が舞台に出ると
会場からクスクス笑い声が聞こえた
その声をよく聞いてみると
「2種類」「2種類」「何で?」と
母親達が言ってるのが聞こえて来て
俺の母親も爆笑してた。
'`,、 '`,、 ('∀`) '`,、'`,、
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
その後俺の太陽役が舞台に上がり
母親を見つけて手を振ろうとしたら
顔が真っ赤のムックの叫びの姿で
何だか全然嬉しくなさそうだった。
しかも北風の時より明らかに
笑い声が大きく何がおかしいのか
全く解らないままお遊戯を始め
俺を見てもらおうと必死に演技した
すると演技が過剰になっていしまい
ポンチョが顔の上までめくれ
完全に俺のパンツ丸出しになって
客席から大爆笑が起こる!
でもそんな事全く解らない俺は
そのままオーバーリアクションで
太陽役を完遂しきった気持ちになり
わが生涯に一片の悔いが無かった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
そして母親の方を見ると
椅子から崩れ落ちて顔を塞いでて
何でああなってるのか全く解らず
不思議で仕方ない。
お遊戯会終了後教室に母親が集まり
衣装担当の母親達が全員ゲッソリし
みんな「すいません」と謝ってて
凄く暗い雰囲気だった。
すると先生が「この衣装だから
お遊戯会が大盛況だったのですよ」
「来年もこの衣装使いますね」と
母親たちを慰めてた。
(*´-∀-)フフフッ