8歳の時の夏
当時住んでた三郷団地が
台風の目の中に
すっぽり入ってしまった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
この日は
朝から風が強く横殴りの雨が降り
学校に行く途中傘をさしてたけど
風が強くてさせない。
なので俺は
傘が壊れるのも時間の問題だし
体中濡れてビショビショだし
もう傘をさすのをやめてしまう。
周りの子達も
傘をさすのを諦めて
学校まで5分の道のりを
ビショビショになりながら歩いた。
しかしその中に
かっぱを着てる子がいて
その子だけほとんど濡れず
清々しく歩いてる。
この時俺は
「かっぱ着てくればよかった」と
今更後悔してた。
(´・д・`)ショボーン
そして学校に到着すると
案の定みんなずぶ濡れ状態で
扇風機の前にみんなで集まり
体を乾かした。
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この日授業で行う予定の
プールと体育は
台風のため中止になり
他の科目をする羽目になった。
俺は
普通の授業が大っ嫌いなので
体育やプールの方が全然良かった。
(ノД`)・゜・。
この日の気温は
夏なのに低くて少し肌寒いけど
湿度が高いせいかジメジメして
扇風機をずっと回してた。
でもなぜか女性担任以外は
気温が低いのに汗ばんで
みんな気持ち悪がってた。
教室がずっとそんな状態で
とうとう3時間目あたりから
みんなだんだん耐えられなくなり
風に当たりたくなってきた。
そんな最中とある男子が
外が台風なのに一気に窓を開け
教室に風を思いっきり入れた!
すると爽やかな風が一瞬吹き
その後一気にクラス全員の子の
教科書とノートが空高く舞い
みんなから悲鳴が上がった!
ギャアァァァァァー!∑(゚Д゚ノ)ノ
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きっと窓を開けた子は
このジメジメ感が耐えられず
思わず窓を開けてしまったようだ。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
この時先生の教科書や資料や
クラスの子達の筆箱も飛び
授業どころじゃなくなってしまう。
この時俺の物も全部飛んでいき
急いで回収していったけど
みんなパニックで
窓が開いてる事を忘れてた。
なのでずっと強風が入り続け
回収しても回収しても
どんどん物が飛ばされて
キリがなかった。
しかも雨がダイレクトに
教室の中に入って来て
黒板がどんどん水浸しになり
チョークで書けなくなった。
そしてしばらくしてやっと先生が
窓が開けっぱなしの事に気が付き
びしょ濡れになりながら
閉めてくれた。
ε-(・д・`;)フゥ…
その後黒板も教科書もノートも
全部濡れてしまい
先生の髪も爆発してしまい
授業がここで終わりになる。
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その後窓を開けた子が
みんなに責められると思ったけど
みんなびしょ濡れでテンパって
私物を乾かす事でそれ処じゃない。
そして
4時間目のチャイムが鳴り
先生が来るので待機してると
一向に先生が来る気配がない。
なので我々は
先生が来ない間ずっと
扇風機の前で洋服を乾かしてた。
( ´ー`)フゥー...
しばらくすると
やっと教室に先生が現れ
髪の毛をきちんと束ねて
化粧もし直してきてた。
この時俺は
「女っておめかしあるから
たいへんなんだな」と痛感した。
その後授業が始まる前
洋服が濡れてしまった子は
全員体操着に着替えさせられ
授業が再開された。
しかしやっぱ湿気で気持ち悪く
窓側の男子が窓を少し開けると
凄い風の音がして授業が出来ず
結局窓を閉めさせられてしまう。
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給食の時間になると
だんだん雨と風が弱くなり
空がジワジワ暗くなってきて
この異変にみんな気が付いた。
そして昼休みになった頃
風も雨もほとんど止んで
夜みたいに真っ暗になってきた。
オロ((ヾ(*'д';*)ノシ))オロ
この現象に学校中の子達が全員
天変地異的な恐怖や
何が起こるか解らないワクワクで
校庭に飛び出して行く。
俺もとりあえずみんなと一緒に
校庭に行くと本当に夜みたいで
風もなく雨も止んで
何が起きてるか解らない。
すると校内放送が始まり校長先生が
「今台風の目に入ってます
スグ雨が降り始めるので戻りなさい」
とみんなに伝えられた。
すると校長先生が言った通り
だんだん風が吹き始め
また雨が降ってきたので
みんな教室に駆け込んで行った。
その後すぐ大雨と強風が吹き始め
2時間位台風の状態だったけど
帰りの時間になるとすっかり快晴で
強風だけ吹く不思議な天気だった。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°