



7歳の時父親がかき氷製造機を買ってきて
それはただ氷を削るだけの機械だったから
上手く作らないと皿に氷が入らず飛び散り
周りがびしょびしょになってしまってた
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
でも4歳の弟ヨッチと俺のチームワークで
俺が力仕事の氷削り役をしヨッチがお皿を
持ち出て来る氷を皿の中に命中させる役で
努力の末かき氷を上手く作れる様になった
その後は毎日ヨッチとかき氷を作って食べ
母親も水道代とシロップだけになったから
おやつ代が安く済んでる事にご機嫌になり
俺も今迄よりたくさんおやつを食べられる
それを知った父親が夕食後に俺とヨッチの
チームワークで作るかき氷を見たいと言い
俺とヨッチは再びかき氷が食べられるから
喜んで家族分作ってあげる事にした
かき氷の製造機は直立したカモメ型の物で
背中の氷を削るレバーの脇に空いてる穴に
製氷皿の四角い氷を入れてレバーを回すと
胸から削られた氷が飛び出してきた
俺が職人技で安定的な回転と力でレバーを
回して氷を削ってヨッチが胸から飛び出す
氷をお皿に上手く入れてくれるから周囲に
殆どこぼす事無く山盛りのかき氷を作れる
出来上がった物を父親に見せて自慢すると
「氷削っただけだろ?」と言われてしまい
我々が必死に努力し体得した職人技の事を
解ってくれなかったので熱弁して解らせた
(# ゚Д゚)プンスコ

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
すると父親はようやく我々の努力を認めて
「よくやった凄いぞ」と褒めてくれたから
俺とヨッチは機嫌を取り戻し父親と母親の
かき氷にシロップかけてあげようとした
ウフフ♪(。-艸・。)
すると父親が「待った!」と言い目の前の
ウィスキーをドバドバかけ始めてかき氷で
ウィスキー割を作り凄く美味しそうに食べ
父親は「これがしたかったんだ」と言った
俺はそんなに美味しいなら食べてみたいと
思い父親に「1口頂戴」と言うと「食べて
みるか?」と言いスプーン1口だけくれて
食べてみると凄く不味くて吐き出す!
そして父親に「不味いじゃん!」と文句を
言うと父親は「子供はまだ解らん」と言い
その後もこの不味いかき氷を美味しそうに
食べ続けてたから変な味覚だと感じた
母親の方はかき氷にシロップかけて普通に
食べて途中で冷たくて頭が痛くなった様で
頭を抱えしばらく固まってしまいヨッチと
俺で「一気に食べるからだよ」と注意した
すると母親は頭痛のダメージ大きいせいか
「そうねそうね」としか言えず硬直状態が
続きその後回復したお陰で今度は少しずつ
食べる始める
その後父親がもう1杯ウィスキー割かき氷
作ると言い父親がかき氷製造機を持ちあげ
氷が出る胸を皿の上で下に向け氷を入れて
レバーを回し作り始めた
それを見た俺は「大人の力があればそんな
便利な作り方が出来るのか」と感心し今度
俺もそのやり方に挑戦して出来る様になり
1人でかき氷を作れる様になろうと誓った
( `ー´)ノフンガフンガフンガ












