8歳の時図工の授業で紙粘土を使い
カップを作る事になったので俺は
出来るだけ大きなカップにする為
四角いカップを作った。
そして完成させて乾かして
カップの周りに絵をかく事になり
何を描くのか悩んだ末都会の夜景を
描いてみる事にした。
書き始めてみると結構難しくて
ビルをたくさん描いて更にその奥にも
ビルをたくさん描かないとならず
下書きだけでかなりの時間がかかる
結局下描きだけで授業が終わって
来週までに下書きを完成させる為
放課後少しやっていかないと
ならなくなってしまった。
(´・д・`)ショボーン
翌日の放課後
下書きを完成させるため居残ると
30分位で完成させられたので
ついでに宿題も終わらせて帰った
しかし今後の作業を考えると
色塗りも時間内に終わらない気がし
次の日も少し居残って色塗りを
前倒しでやっておく事にする。
最初夜景を描くと綺麗だと思ったが
その作業量の事を何も計算せず
思い付きだけで始めてしまったので
自分の計画性の無さを悔いてしまった
(ノД`)・゜・。
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次の図工の時間
前倒しで色塗りまで進めてたけど
それでも授業時間ギリギリまで使い
何とか色塗りを終わらす事が出来た
そしてまた乾燥させて次回の図工で
ニスを塗ってピカピカに仕上げて
カップと言う小物入れを完成させ
しばらく教室に展示するらしい
次の図工の時間最後の仕上げの
ニス塗りを始めると俺の大好きな
シンナーの香りが教室に充満し
女子達が臭いと騒ぎだしてた
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
そのせいで冬の寒い日なのに
窓を全開に開ける事になってしまい
凍えるような寒さの中で作業をし
ニス塗るだけなので速攻終わらせた
その後すぐストーブの前に行き
寒くて死にそうな体を温めて
1人でぬくぬくしてたら先生に
終わってない人を手伝えと言われる
( ゚д゚ )エー
仕方ないので1番作業が遅れてそうな
女子を見つけたので手伝う事にし
その子の席の隣にしゃがんで
ニス塗りを手伝う事にした。
その1番作業が遅い女子の作品は
大きな花の周りに更に葉を広げた
巨大なソーサーの中心にカップがある
俺のより大きな物を作ってた子だった
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その女子が作った物の色塗りは
パーツごとに塗れば良かったので
簡単に終ったからニス塗りも
簡単と思い油断してたらしい。
しかしニス塗りの場合
この形の複雑さがあだとなって
細かい場所までニスを塗るのが難く
結構時間がかかってると言ってた
なので俺がニスを筆にたっぷりつけ
塗り難い細かい所や隙間を一気に
塗ってしまおうとしたらそれをやると
「泡ができるからダメ!」と言われた
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
仕方ないので筆にニスを適量つけて
薄く丁寧に伸ばし気泡が出来ない様に
慎重にニスを塗っていくと本当に凄く
時間がかかって根気がいる作業になる
更に花びらが多いし花びらの付け根が
狭くて塗り難いしきっとこの女子も
俺と同じ何も計画せず思いついた事を
脊髄反射で決めたに違いないと感じた
そしてやっとの思いで完成させて
俺のカップも巨大だったけど
この女子のカップがもっと巨大で
上には上がいる事を思い知った!
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!
おかげで俺とこの女子のカップだけ
ほかの子達の物より2倍位大きくて
教室のロッカーの上に展示されると
2大巨頭と言われからかわれてしまう