会社の上司がAIロボットなら
従業員の解雇通告や注意や悪口を
AIロボットに言わせるとき
AIの顔を見せない方が良いとの事。
このような状況の時
ロボットの表情や仕草や形を
人間に似せてしまってると
ロボットと思えなくなります。
今回未来技術のイベントで
「管理者ロボットへの労働者の
反応に関する論文の主著者」
と言う論文が発表されました。
この論文を制作したのは
シンガポール国立大学
ビジネススクールの
カイ・チー・ヤム准教授。
今後会社の経営方針をAIが決め
従業員に指示を出す会社が
これからたくさん増えてきて
上司がAIと言う時代がきます。
この事を予測した機関は
米調査会社インターナショナル
データ・コーポレーション
と言う会社が予測しました。
そして米フォーブス誌が選ぶ
「世界の大企業2000社」で
この調査結果を論文にまとめ
発表しました。
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その内容が「持続的な改善を
どんどん行っていく職種は
社員の雇用や解雇や訓練する為
AI上司を使うだろう」というもの。
ヤム氏によると
人間の上司が人間の部下に
否定的な事を言ったりさせる場合
一般的に下記の2通りの反応をする。
①自分の悪い所を認め反省する。
②上司が自分に対し攻撃してる。
これが人間の上司が部下に
否定的な事を言った時の反応です。
しかしロボットが無表情でいうと
ロボットに対し何も悪意を感じず
ロボットに対して攻撃的にならず
ロボットに対し怒りを感じません。
その理由は
ロボットに自我が無く
自分に危害を及ぼしたりする
能力が無いと解ってるからです。
この時人が感じる事は
「このAIロボット上司は
自分の仕事を自ら果たしてるだけ」
そう感じてしまうそうです。
でもこのロボットが
人間のようなしぐさや
人間のような顔の表情をすると
人間の反応が変わります。
そのロボットに対し人は
自分に攻撃してくると感じ
ロボットに嫌な思いをさせて
復讐したい気持ちになります。
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この結果を出した実験方法は
大学生179人が被験者になり
この学生に対し2台のロボットが
サッカーの難問を出題する方法。
1台目の人型ロボットは
正解不正解関係なく「君の点数じゃ
平均値を大きく下回ってて
最悪の結果だ」と言わせました。
2台目のモニターだけロボットは
正解不正解関係なく「君の点数は
とても優秀な点数で素晴らしく
良い結果だ」と言わせました。
そして感情を持たないただの機械の
ロボットに対して怒りが沸いたら
前のにあるスイッチで電力を下げ
性能を落として良いとしました。
電力を下げるスイッチは
調整が出来るスイッチで
沸いた怒りの度合いに応じ
下げる電力を決められます。
こうする事で
ロボットに対して復讐でき
怒りをぶつけられるようにして
人の感情を図りました。
そしてロボットの返答を入れ替え
モニターだけのロボットと
人型ロボットで感情の違いを見て
結果を出しました。
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その結果人型ロボットが
否定的な事を言った時は
とても嫌な感情が沸いてきて
落とす電力幅も大きかったです。
そしてモニターだけのロボットが
否定的な事を言った時は
そんなに怒りがわかず
電力も落とされませんでした。
この実験でヤム氏が言うには
「人間が人に似せたロボットに
否定的な事を言うと
みんな嫌な気持ちになりました」
「でも予想どうりの結果で
それ以上に人に似せたロボットに
沸いてきた怒りが想像以上でした」
とコメントしてます。
その後またヤム氏は
164人の学生を集め同じ実験をし
同じ結果が出るのか確かめて
確証を得ました。
すると全く同じ結果が出て
人型ロボットに対してだけ
電力の下げ幅が大きく
怒りの度合いが解りました。
この事からヤム氏は
「AIを利用する必要がある場合
顔がついていない物を使うことだ」
こう助言しています。