6歳のとき当時関東で1番大きかった
三郷団地に住んでてこの団地は毎年
団地全体でのお祭りが開催されてて
祭りの工事現場だらけになってた
当時の三郷団地は給料の20%の家賃で
格安部屋を提供し4人家族なら3LDKの
広い部屋にも住めるから人気があり
団地全体が常に満室続き
そのお陰で三郷市の財政はウハウハで
団地は大人でも徒歩で一周するのに
1時間以上かかるほど巨大団地になり
団地全体が会場の豪華祭が出来てた
工事中でも夜には団地全体に飾られた
無数のちょうちんが夜の間ずっと輝き
真夜中もネオンが光る歓楽街みたいで
祭りの興奮度を高めてた
o(*`ω´*)oフンガフンガフンガ
団地3カ所にある大きな商店街広場は
盆踊りのやぐらの設置工事をしてて
工事現場は商店街広場なのに柵が無く
立ち入り禁止にされてない
なのでやぐらの工事現場は子供達の
絶好の遊び場になってしまい俺も弟と
やぐらをジャングルジムの様に登って
危険な事も解らず遊びまくってた
ある日小学校から帰宅すると母親が
「パーマ屋に行くから一緒に行こう」
と言うので弟のヨッチと行く事にし
母親の三輪自転車に乗って向かった
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
3輪自転車の後は大きなカゴがあり
ここに俺とヨッチが2人並んで乗り
行きつけのパーマ屋さんに向かうと
ここにも工事中のやぐらがあった
商店街のパーマ屋に入ると俺は母親に
「どんな髪型にするの?」と聞くと
「縦にクルクル巻く髪よ」そう言って
楽しそうに答えてくれた
(´∀`*)ウフフ
母親がパーマ屋でヘアセットしてる時
俺とヨッチは暇になるので外に出て
やぐらで遊び始め上に登ろうとしたが
階段がなくてあがれない
なので骨組みをよじ登って上にあがり
盆踊りをする壇上をヨッチと走り回り
追いかけっこをして遊んでたら突然
霧雨が降り出して来た
そこで俺とヨッチはやぐらから降りて
骨組みだらけのやぐらの下に潜り込み
そこで追いかけっこで遊んでたら疲れ
少し休みたいからヨッチの方に行った
でも3歳のヨッチも俺の方に向かって
一生懸命骨組みを越えてきてるから
俺はヨッチに「そっち行くから!」
そう言って待たせようとする
その瞬間ヨッチが足を滑らせてしまい
コケて顔を鉄骨に「ゴン!」とぶつけ
急いで側に駆け寄るとヨッチの顔から
血が流れてるのが見えた!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
更に良く見るとこめかみから血が流れ
鉄骨のどこに当たったのか確認したら
ボルトの先端に血が付いてるのが見え
目に当たらなかった事にホッとした
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
俺は急いで母親の所に連れて行き
母親が顔から流血してるヨッチを見て
「キャーーー!」と大声で叫び店内が
騒然として一瞬静まり返る
そして母親は急いで駆け寄ってきて
病院に連れて行く事にし頭にタオルを
ターバンの様に巻いたままの状態で
店員に病院行く事を伝えて向かった
病院に行くと骨に異常が無い事が解り
その代わりヨッチは部分麻酔をされ
3針も縫う大怪我をしてその傷跡は
大人になった今も薄っすら残ってる
その後ヨッチは薬を浸み込ませた
ガーゼを当てられ包帯を頭に巻かれて
しばらくお風呂に入らない様に言われ
運動も禁止されてすぐ帰る事が出来た
治療が終わった後診察室から母親が
電話を借りて三郷市役所に苦情を入れ
「子供がやぐらで遊べない様に対策し
安全確保して下さい!」と怒鳴ってた
更に医者からもやぐら工事の危険性を
市に苦言してくれたお陰で3日後には
高さ2m位の柵が設置されてしまい
俺とヨッチはもうここで遊べなくなる
(´・д・`)ショボーン