カメラ1台で
人の全身を3D化するカメラが
制作されました。
このカメラは
「レクサー」と言うカメラで
日本の「情報通信研究機構」が
開発しました。
人を3D化する方法は
全身が映るようにカメラの前に立ち
その場でクルクル回って
色々な方向から撮影します。
そして
様々な方向から撮影した映像を元に
写真を組み立てて立体化します。
完成した自分のCGは
コンピューター内に取り込め
様々なソフトに組み込めます。
現在開発を進めてる
旧facebook「META」社の
地球全土CG化SNSメタバースでも
使用する事が出来ます。
その他にも
ゲーム開発などにも使え
完全に見た目が自分自身の
主人公を作って冒険できます。
カメラ1台の映像から自分の3Dアバターを構築し表情や動作を豊かに再現|2022年|NICT-情報通信研究機構
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現在自分の分身を
コンピューター内に作ると
現実の自分と全然違う
キャラクターになってしまいます。
しかしこのレクサーを使えば
仮想空間や複合現実と言った
3DCGのコミュニケーションに
現実姿と同じ自分を表示できます。
仮想現実とは
全部CGで作られた世界で
その中に自分の分身のCGを作り
色々な行動が出来る世界です。
複合現実とは
CGを現実の風景に映し出し
現実とCGを融合させた世界です。
この複合現実は
ポケモンGOの様に
キャラが1方向しか見えない
平べったい物じゃありません。
そのキャラの周りを回ってみると
きちんとその方向から見える
立体的な物を映しだすのが
複合現実という物です。
しかし全方向の角度から
物体がきちんと見える様にする為
高性能のコンピューターが必要で
最近まで出来ませんでした。
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このレクサーと言うカメラは
3D化した自分の分身の
顔の表情や手足の動きまで
リアルタイムで再現できます。
やり方は
初めに3D化した自分の分身を
コンピューターに取り込みます。
そしてこのカメラで
自分の全身が見える様に
適当な所にセットします。
するとカメラが
人の動きを検知して
自分のCGに同じ動きをさせます。
このカメラの検知能力は
手足の動きに加え
顔の表情まで再現してくれます。
でもさすがに
洋服の種類まで検知出来ないので
今まで通りみんなは
パンツ一丁で大丈夫そうです。
これで仮想現実や複合現実で
真面目な会議をする時
可愛いキャラで出席する様な
変な会社にならずに済みそう。
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今まで
自分の3Dキャラを作るには
凄く大掛かりな機械が必要で
費用も高くつきました。
まず360°取り囲むように
カメラを多数設置して
更にそのカメラを上下方向にも
多数設置した部屋が必要でした。
この部屋の中に人が入り
人の全方向を撮影して
コンピューターに取り込み
人のCGを作ってました。
しかし今回
AIの技術の発展で
カメラの前で1回転するだけで
自分のCGが作れます。
このAIは
AIが見えない部分を予想して作り
コンピューター上で再現する
とても高度な処理をします。
ここまで凄い高性能なAIなので
リアルタイムに動く人の動作も
大体こんな物だろうと計算して
現実の動きと同調させられます。
なのでこのレクサーカメラは
カメラが凄いのでなく
中にあるAIの能力が
素晴らしく性能が良いのです。