現在のメイド服は元々全然違う服装で
ロシア文学作品「ロリータ」が初出で
お姫様の服と子供服を合わせもった
とてもメルヘンなファッションでした
メイド服の創始者の大川ひとみさんは
1947年3月30日に生まれで10歳の頃
洋服屋になりたいと思うようになり
自分だけのブランドを想像してました
当時の日本はファッション雑誌が無く
でも大川さんの両親は洋服が好きで
外国からファッション雑誌を取り寄せ
家にたくさんあったそうです
それを見た大川さんは洋服好きになり
その後成安女子短期大学卒業に進み
写真部に入って撮影や絵をかいたりし
やりたい事を自由奔放にしてました
当時の日本ではヒッピー服が流行り
この流行に乗ってた大川氏は
独自のヒッピースタイルを考案して
その服装で毎日過ごしてました
その服装はフリル付きのブラウスと
パンタロンを組み合わせる服装で
周りの人と比べ凄く異端でしたが
誰もダサいと感じなかったのです
大川氏は大学卒業後昔からの夢の
洋服屋を開業するため原宿の
セントラルアパートの1階にあった
スナック「ポッポ」で働き始めました
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そして1970年4月に原宿で開業する為
不動産屋に行くとお金が無く借りれず
それでも原宿で開業したい熱意に負け
セントラルアパートの軒下を貸した
ここまで原宿にこだわった訳は
「日本なら原宿が一番お洒落かと思い
素敵でカッコ良いしパワーも感じて
絶対ここが良い」と感じたそうです
更に「ここで何かをすれば絶対に
自分もかっこよくなるだろうな」
そう思い中でもセントラルアパートが
とても良かったそうです
それはこのアパート内には
お洒落なデザイン会社がたくさんあり
クリエーターが大勢集まってて
ここしかない!と決断したからです
大川氏はこの建物と建物の間の軒下に
大きなビニールシートで囲って店にして
狭い入口に長さ7mの細長い所で開業し
人がすれ違うのも困難な場所でした
この店こそが元祖メイド服店「MILK」で
大川氏は当時の大量生産する服に対抗し
「常に新しい個性的な服作り」を目標に
売り上げ度外視の経営をし続けたのです
「MILK」はコンセプトは「少女の夢」で
ロマンティックだけどどこか毒を含んだ
味のある衣服を作っていく事を続け
そして現在のメイド服を作りあげました