テクノロジー「世界最大の飛行機」

【陸運問題】

我々がよく見る風力発電は風車の羽根が
大きい程電気をより多く作れてその訳は
羽が長くなると回る円の面積が広くなり
発電量はその面積に比例するからです

例えば70m羽のブレードから100m以上の
メガブレードに大きくすると1つの風車で
作れる電気は10～20％も増えてコストも
20～35％下がると予想されてます

しかも大きな風車は速く回す必要がなく
風が弱い地域でも発電できるようになり
つまり大きな風車は効率良く使用場所も
増えるというメリットがあるのです

でも問題があり巨大な羽を制作できても
それを現場まで運ぶ方法がなく海の上に
作る洋上風力なら船で運べますが陸では
トンネルや橋やカーブがある為無理です

陸地だとせいぜい70mまでしか運ぶ事が
出来ず分割し現場で組み立てる方法だと
羽は一体成型の1本丸々作る方法だから
軽くて丈夫に出来るのです

分割すると接合部が弱くなり効率も下り
発電量も減るので作っても意味なさない
風力発電になりこれではせっかく自然の
エネルギーを使うのにもったいないです

この運べない壁を越える為にアメリカの
ラディア社が開発してる物が世界最大の
貨物専用飛行機ウインドランナー と言う
超巨大ジェット運搬機なのです

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【希望のジェット機】

スペックは全長108mもありこれは世界一
大きな飛行機とされるAn-225よりも更に
大きく翼のは幅80mもあり高さは24mで
8階建てビルと同じ位の高さがあります

ジェット機の中は羽ををそのまま積める
広い貨物室とし設計され105mの羽を1本
または95m羽を2本運べる空間を確保し
とてつもなく大きな貨物室になってます

しかもコンクリート製でない土で出来た
滑走路でも離着陸できるよう工夫されて
搬入の仕方も機首がパカ！と上に開いて
羽を水平に積める様になってるのです

つまり空を飛ぶ巨大倉庫のような存在で
これが実用化すれば今までの様に道路の
構造上の都合でトラックで現地に行けず
設置できなかった所にも簡単に行けます

そうすればどこでも大型の風力発電機を
建てられる様になりラディア社は2030年
実用化を目指しててウインドランナーは
ただの飛行機ではなく未来の希望です

そして再生可能エネルギーという自然の
力で発電する為のクリーンエネルギーの
製造場所を広げる新しい輸送手段になり
未来に希望が持てます

しかし問題もあり風力発電で得た電気は
蓄電池に貯められず必要な時に必要分の
発電が出来ないと電気が足りてる時には
過剰分が全部無駄になってしまう事です