7歳の時
紙粘土で何かを作る授業があった。
俺は
この時何を作れば良いのか
全く思いつかなかった。
しばらく考え
「クジラを作ろう!」
そう決めた!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
なぜ
クジラを作ろうとしたのかは
この頃埼玉放送のアニメで
「ムーの白鯨」が再放送してたからだった。
このアニメは
シロナガスクジラが主人公の
戦闘ものアニメ。
俺は
このアニメが好きで
毎回見ていた。
そこで俺は
このシロナガスクジラを作る事にした。
(´∀`*)ウフフッ
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俺は
早速紙粘土を伸ばして
シロナガスクジラを作り始めた。
その形は
あまりクジラっぽくなく
新幹線のような形になってしまった。
そんなクジラの形を見た先生が
「頭がどこか解らないよ」
そう突っ込まれてしまった。
(*´゚д゚`*)ワカラン
俺は
自分で作ったクジラを見ても
良く出来たクジラの感じがしてて
先生の感覚が解らなかった。
そこで
隣の席に座ってた女子に
俺のくじらを見せてみた。
そしたら
「どっちが頭なの?」と
先生と同じ事を言われてしまう。
(´・ω・`)ショボーン
そして俺は
もっと頭を強調する為
頭として作った方向に
紙粘土をたくさん継ぎ足して膨らませた。
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そして俺は
頭として作った方向に
紙粘土をたくさん継ぎ足したら
水玉みたいになってしまった。
でもその状態でま
また隣に座っていた女子に見せたら
「ただの水玉にしか見えない~」
そう言われてしまった。
隣に座ってた女子がそう言うと
俺の紙粘土を取り上げ
その女子がクジラを作り始めた。
出来上がったクジラは
凄くよく出来ていて
誰が見てもクジラの形をしてた。
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!♪
俺は
その女子の芸術力に
凄く感動してしまった!
しかし
目と歯が付いていない事に気が付く。
(#゚ロ゚#)オヤ?
そこで俺は
目と歯を紙粘土で作り
取り付ける事にした。
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俺は
クジラの歯と目を作り
上手に取り付けてみた。
そして
出来上がったクジラは
出目金の様なクジラになってしまった!
この出来上がったクジラを
再び隣の女子に見せてみたら
その女子が大笑いし始めてしまった。
。゚(゚^∀^゚)゚。ブハハハハハハッ!!!!
俺は
「思ってた通り出目金に見えるんだ~」
そう感じて自分の図工力の無さに
絶望してしまった。
そして女子に
「歯と目の付け方が間違ってるよ!」
そう叱られてしまった。
|ω・`)ショボーン
そう言った女子は
俺のくじらを取り上げて
目にまぶたをつけて
口の部分を凹ませた。
更に
目と歯を棒で描いてくれる。
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女子が作った俺のくじらは
凄くクジラっぽくなっていて
自分の実力不足を痛感してしまった。
ギャー!ε=ε=(*ノ>Д<)ノ
出来上がったクジラは
もう直す所が無くて
完全に完成してしまっていた。
結局俺が作った部分は
全くない状態で
完全に女子の作品になった。
でもせめて
「どこでも良いから自分で作りたい!」
そんな気持ちになって
まだ作れる所を必死に探してみた。
そしたら
しっぽが完成してない事に気が付いた!
俺は
早速しっぽを作る為
紙粘土をたしてしっぽを伸ばす。
そして
しっぽの先端をハート型にして
上に立ててみた。
(ΦωΦ)フフフ…
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こうして俺のくじらは
隣の席の女子との
共同作品になってしまったが
とりあえず完成させられた!
このくじらを
隣の席の女子に見せたら
「クジラっぽくて良いよ!」と
お褒めの言葉をいただけた!
そして
このくじらを先生に提出して
この授業の課題が終了する。
この時の先生の反応は
「全部女子に作ってもらったのを
しっかり見てたよ」と
突っ込まれてしまった。
でも
「上手に出来てるからこれで良いよ」
そう言われ特別に合格になった。
( ´ー`)フゥー...
クラスの子達が作った紙粘土作品は
教室の後ろの席のロッカーに飾られて
1日乾かす事になった。
そして
次の図工の時間に
絵の具で塗装する事になった。
ヾ(*´∀`*)ノ
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紙粘土の塗装の時間が来て俺は
自分で作ったクジラを
全部水色を塗ってみた。
そしたら
我ながら結構良い感じになり
歯を白く塗って完成させる。
(*ノ∀`*)ウフフ♪
このくじらを見た隣の席の女子は
「クジラが青ざめてる~」
そう言われてしまった。
ヽ(゚`Д´゚)ノソンナァ~
でも俺は
この色が良かったから
水色のまま乾かして
クジラを完成させる事にした。
更に次の図工の時間
このクジラにニスを塗って
ピカピカにさせて完成させる。
そして
俺の出来上がったクジラは
水色のせいで凄く変な感じの
ムーの白鯨になってしまった。
しかも
既にしっぽにひびが入ってて
必ず近い内折れそうな感じだったから
そこにノリを付けて補強しておいた。
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その後
その紙粘土作品は
1月くらい教室に飾られていてた。
そして
各自家に持ち帰る事になった。
(*ノ∀`*)ウフフ♪
この時
各自段ボールを持ってくるように
先生に指示されてたのでみんなは
サイズが合う段ボールを持ってきてた。
しかし
俺が持ってきた段ボールは
みかんの段ボールで
紙粘土作品に対し大きすぎた。
でも
これしか無かったから
仕方なくミカンの段ボールに入れて
テクテク歩いて持ち帰って行った。
そして家に到着し
みかんの段ボールを開けると
なんと!クジラのしっぽが折れていた!
俺は
ノリで補強したのに
何で折れたんだろうと思い見てみた。
(。´・_・`。)ナンデダロウ?
すると
ノリで補強した箇所の近くが折れてて
補強してもまた近くが折れる気がし
俺の作りの悪さが悲しくなった。