4歳の時
三郷団地にある天使幼稚園の
「れんげ組」に通ってた。
俺は
れんげ組というクラスの名前が
あまり好きになれずにいた。
(´・_・`)ショボン
それは
母親にれんげの意味を聞いた時
「水上に咲く花だよ」と言われ
派手じゃないイメージがした。
他のクラスの名前は
タンポポ組と
チューリップ組があり
地上で揺れ動くのでうらやましい。
タンポポもチューリップも
手で触れて匂いもかげるのに
れんげなんて遠くの水上に咲き
全然手が届かなし動かない。
そんなイメージがあった俺は
れんげじゃない方が良かったと
感じてしまった。
|ω・`)ショボーン
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天使幼稚園には
幼稚園なのに珍しく
音楽室があった。
この幼稚園は
ブラスバンド演奏が売りで
それに使う楽器が全てあり
音楽に力を入れてる幼稚園だった。
その中には
トランペットやバイオリンや
フルートまである。
( *゚ェ゚))フムフム
普通こんな楽器の音を出す事は
幼稚園生にとって凄く難しく
とても無理そうに感じる。
しかしここの先生達は
何故か我々園児に
この楽器を使わせて練習させる。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
しかも
その楽器を練習した園児は
それなりに演奏できるようになり
運動会の演奏行進で披露できた。
今思えば園児にとって
無茶な楽器な気がするが
当時みんな使えてたから
この時これで普通だと思ってた。
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俺は
この音楽室が大っ嫌いで
いつも行くのが嫌だった。
その訳は
昔の音楽家の肖像画が飾ってあり
その絵が何だか怖くてたまらない。
ギャァァァァァァー!∑(゚Д゚ノ)ノ
特に
ベートーベンの肖像画が怖くて
いつも視界に入らないように
目をそらしてた。
他の肖像画も少し怖かったけど
ベートーベンほど怖くなく
少し位見てても全然平気。
(`・∀・´)ヘイキ!!
なので俺は
音楽室に長時間いられず
一回のの授業で
3回位トイレに行ってた。
しかし
トイレにたくさん行くのは
俺だけじゃなく
みんなもそうだった。
ある時俺は
音楽の時間だけ
トイレが行く回数が
多くなる事を友達に話した。
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この事を話した友達は
「目黒ともひで」君と言う
当時仲が良かった子だった。
するとその子も
音楽の時間だけ
トイレに行く回数を
ワザと増やしてると言う。
その理由は
「ベートーベンの顔が怖い」
そう答えていた。
(*´゚д゚`*)コワイ~
この事を聞いた俺は
「やっぱりみんな
ベートーベンだけ怖いんだ」
そう感じて共感できた。
でもしばらくして
音楽の時間だけ
みんなトイレの回数が多い事が
先生に気付かれてしまう。
そして先生が教室に園児を集め
「音楽教室にいる時だけ
トイレに行く回数多いの何で?」
そうみんなに聞いてきた。
この時我々は
「ベートーベンの顔が怖い!」
そうみんなで先生に訴えった。
ヽ(#`д´#)ノフンガフンガ
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すると先生は
「でもこの絵の人達有名な人だから
今後一生どこかで見続けるのよ」
そう言ってきた。
しかし我々園児たちは
「怖いからヤダー!」と言って
先生に猛抗議してしまう。
ヾ(≧Д≦)ノヤダヤダ
すると先生は
「なら園長先生に話して
何とか対策練ってみるね」
そう言ってくれた。
そしてしばらくして
音楽室を覗いてみると
肖像画が全部撤去されてた!
(*´▽`*)
どうやら
園児たちの猛抗議のおかげで
怖い目でこっちを睨みつけてる
ベートーベンがいなくなった!
しかし俺は
あのベートーベンの顔が
トラウマになってしまって
肖像画が無くても音楽室が怖かった。
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4歳の時の俺は
1人でトイレに行けず
毎回一緒に寝てた母親を起こして
トイレについてきてもらってた。
その理由は
トイレに行く途中の廊下に
ベートーベンの肖像画が
飾ってある気がして怖かったから。
しかし現実は
そんな肖像画なんて無く
完全に錯覚だった。
・゚・(*ノДノ)・゚・アレアレ?
俺は
トイレに行きたくなると
毎回熟睡してる母親を
強引に起こしてついてきてもらった。
でもしばらくすると母親も
熟睡してる所を起こされるのが
辛くなってきたせいか
トイレについてきてくれなくなる。
仕方ないので俺は
走ってトイレに向かい
怖いのでドアを開けたまま用を足し
走って母親の布団に潜り込む。
その事に父親も呆れてしまい
「お前弱虫だなぁ~」と
からかわれてしまってた。
( ̄m ̄〃)プププ!