3歳の時
弟が生まれて家族が増えたので
三郷団地に引っ越してきた。
引っ越しの荷物整理は
母親が弟の面倒見ながら
父親に指示を出して
全部父親がやっていた。
この時俺は
弟の面倒を見てる母親に
遊んでもらう事が出来ないので
1人で遊ばないとならなかった。
なので父親に
俺の玩具を優先的に出してもらい
部屋の隅っこで遊んでた。
( ´ー`)フゥー...
しかし数日後
いくつか玩具が無い事に気が付き
母親どうしたのか尋ねた。
すると母親が
「壊れてた玩具は
全部捨ててきちゃった」
そう言われてしまう。
この事を聞いた俺は
悲しくなって母親に
泣きながら文句を言ってしまう。
。゚( ゚´д`゚ )゚。ウェーン
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俺が大泣きをし始めてしまったので
母親が「1階のスーパーの玩具屋に
新しいの買いに行こう」と言い
ちょっと嬉しくなって泣き止んだ。
引っ越してきた団地は
1階にタジマショッピングと言う
スーパーの中に玩具屋もあった。
そしてたどり着いた玩具屋は
凄く広いスペースがあり
端っこの方には
子供が遊べる場所もある。
子供が遊べる場所には
ミクロマンやブロックや
プラレールなどがあった。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
しかしこの場所は
母親が買い物する時に
一時的に子供を遊ばせておく
短時間用の預かり所。
この場所を発見した俺は
遊んでいきたくなったけど
まず玩具が欲しくて
色々な玩具を見て回った。
そして
俺が選んだ玩具は
マジンガーZの超合金だった!
\( 'ω')/
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そして俺は
マジンガーZの超合金を買って貰い
凄く嬉しくなって
スキップしながら家に帰った。
早速この超合金で遊ぶと
関節部分が凄く頑丈だったけど
動きがユルユルすぎて
自立して立たせる事が出来ない。
仕方ないので俺は
ずっと手で持ったまま動かし
見えない架空の敵と戦わせて
妄想に熱くなって遊んでた。
こんな遊びをしてたら
1つだけ開けられてない
謎の段ボールを発見し
中身をのぞいてみた。
すると
昔のゼンマイ式時計とか
昔の鉄製の裁縫箱とか
昔の鉄製やかん等が入ってる。
( *゚ェ゚))フムフム
その中でも俺は
生れて初めて見る
ゼンマイと言うのに興味を持ち
その時計を気に入ってしまった。
その時計のゼンマイと回すと
時計が動き出して
何で動くのか不思議で仕方ない。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
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この時計の事が知りたくて
母親に「何でゼンマイ回すと
時計が動くの?」と聞いてみた。
すると母親は
「何でかよく解らないけど
ゼンマイたくさん回すと
24時間動くよ」と教えてくれた。
しかし俺は
そんな答えに納得できず
父親にも何で動くのか聞いてみた。
ナンデ(*・д・*)
すると父親は
「グルグル巻いてあるバネを
ゼンマイで回すとだんだん緩んで
それで動くんだ」と教えてくれた。
でも俺は
そんな事言われてもよく解らず
更に詳しく聞いてみたけど
父親もそれ以上解らなかった。
そしてその夜
お風呂に入ってる時
自分なりに少ない情報で
何で動くのかずっと考えてた。
そしたら弟が
突然湯船の中でうんちをし
ビックリした俺は
湯船から飛び出て逃げた!
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
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翌日の昼頃
父親の友達の柴沼さんと言う人が
引っ越し祝いを持って
俺の新居に遊びに来てくれた。
この時俺は
柴沼さんにミニカーをもらって
大喜びしてしまう。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
そして俺は
新しいミニカー遊びに没頭し
昨日の時計の事を忘れてた。
(´∀`*)ウフフッ
しかししばらくすると
時計が何で動くのか思い出し
柴沼さんに聞いてみようと思った。
でも柴沼さんに聞いても
構造までよく解らず
結局答えが出ない。
すると母親が
「そんなに知りたいなら
明日この時計の裏蓋を外して
中を見せてあげる」と言う。
その事を聞いた俺は
とりあえず知りたい欲を抑えて
明日を楽しみに待った。
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翌日母親が朝の家事を終えて
約束通りゼンマイ時計の
裏蓋を外して
中身を見せてくれた。
そして動力源の
グルグル巻きのバネの
真ん中から出てる棒に
回す部分を取り付けてくれた。
その後俺は
ゼンマイを回してバネの動きを
ずっと見続けて動きの構造を
理解しようと眺め続けた。
すると周りの歯車も動いてて
バネが緩む力で全部の歯車が動き
時計が稼働してるのだと
想像する事が出来る。
もっと詳しく知りたいと思い
更にずっと眺めてたけど
想像以上に何が何だか解らず
チンプンカンプンになった。
当時俺は
子供用雑誌についてた
動かせる付録を作ってたので
それの動く構造なら理解できた。
しかしこの時計の動く構造は
想像してたよりに遥かに難しく
この後何日も眺め続けたけど
全く理解できずお手あげになった。