7歳の時父親と
生れて初めて東京タワーに
2人で出かけてきた。
(∩´∀`)∩
そして東京タワーに到着し
メインデッキに上って
望遠鏡で景色を見渡し
曇りかかって読みえない街を見た。
結局そのまま
望遠鏡で見れる時間が終わり
ほとんど何も見る事が出来ず
凄く残念な気分になる。
その後俺は
またメインデッキをグルグル回り
何か遊べるものが無いか
探索してみた。
すると当時東京タワーにあった
ブラウン管のカラーテレビを発見し
思わず見入ってしまった。
((o(*´∀`*)o))ワクワク♪
そこに流れてた映像は
東京タワーが出来るまでの歴史で
言ってる事が解らなかったけど
映像だけ見てても面白い。
でもそのテレビが
20型位でとても小さい為
目の前に行ってかじりつくよう
テレビを独占して見てしまう。
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テレビの映像に出てたシーンは
命綱無しで高い所を
縦横無尽に歩き回る
大工さんの姿が映ってた。
しかもてっぺん付近で
足場の小さく歩き難いのに
全く怖がらず歩いてる姿を見てたら
俺の方が怖くなってきてた。
でもこんな恐ろしい
無茶な建設をしたおかげで
この東京タワーがある事を知り
凄い偉業を達成したのだと感じた。
更に映像を見てると
戦車を分解し鉄の部品を取り
物凄く熱そうな溶鉱炉に入れ
どろどろに溶かす映像が流れた。
このとき俺は
東京タワーがあのかっこ良い
戦争で使った戦車で出来てる事を
初めて知る事が出来た。
( *゚ェ゚))フムフム
この情報は
男子達が凄く興味持ちそうな
おもしろい話だったので
今度自慢してやることにする。
みんな戦車を
一度見てみたいと感じているから
本物の戦車を見たいなら
東京タワーを見れば良いと言おう。
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後の映像は
政治家たちがワイワイやってて
何をしてるのかよく解らない。
ワカラン(*´゚д゚`*)
なので俺は
そこでテレビから離れて
父親の所に戻って行った。
父親の所に行くと
メインデッキのベンチで
タバコを吸って待っててくれた。
この時丁度お昼過ぎた頃なので
お腹が空いてしまい
何か食べたいと父親に言ってみる。
すると父親は
下に見える大きな公園に行き
お昼ご飯を食べようと言うので
東京タワーから降りる事にした。
そして東京タワーから降りると
1階のフロアーに
団体客が待ち構えてて
外に出る道が塞がれてた。
でもお腹が空いた我々は
その団体客の中を強引にかき分け
何とか外に脱出した。
ε-(・д・`;)フゥ…
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そして父親と一緒に
すぐそばにある「芝公園」と言う
凄く大きな公園に向かう。
この時俺は
「芝公園に行けばレストランがあり
お子様ランチが食べられる!」
そう思ってワクワクしてた。
Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
その後芝公園に到着すると
辺り一面木々が立ち並び
レストランなんてどこにもない。
俺は
ここのどこで昼食をとるのか
とても不思議に感じたけど
黙って父親について行ってみた。
すると父親は
広々とした草原に来て
おもむろにマットを広げ
鞄の中からお弁当を出す。
てっきりレストランに
つれってってくれると思ってた俺は
父親に「レストランじゃ無いの?!」
そう聞いてしまった。
すると父親は
「お金もったいないから
お母さんにお弁当頼んだんだ」
とにこやかに答えた。
(´∀`*)ウフフッ
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しかも母親が作ってくれた物は
お弁当ですらなくただのお握りで
東京タワー旅行に来たのに
テンションが下がってしまった。
でもお腹が空いてたので全部食べ
ここでしばらく父親と一緒に
昼寝をしてしまった。
(*´ω`*)スヤスヤ
そして目が覚め
この後どこかに行くとしても
お金がかかる所ばかりと言われ
家に帰る事にた。
俺の家族旅行は
いつも予算に限りがあり
思う存分遊ぶ事が出来ず
いつも物足りなかった。
その後家に到着すると
1番忘れちゃいけないお土産を
完全に買い忘れてしまった事に
今頃気が付いた!
その事を父親に急いで伝えると
なんと!父親がお土産の
東京タワーのキーホルダーを
買っておいてくれた!
その気の利いた父親の行動に
凄く喜んでお土産をもらうと
母親に「それエッフェル塔じゃん」
そう言われ俺と父親が固まった。
ギャーァァァァァー!∑(゚Д゚ノ)ノ