1982年の12月
時計のセイコーが
世界初のスマートウィッチを
販売しました。
その商品名は
「テレビウォッチ」と言い
値段が108000円もする
超高級腕時計でした。
現在の物価は
1982年の時より8.52倍高く
当時のこの108000円は
今でいう100万円位になります。
この時計の映像は
白黒テレビになってて
まだこのサイズでカラー化できる
技術がありませんでした。
しかし
当時世界最小のテレビとして
ギネスブックに登録される程の
超高性能の時計です。
全チャンネルを映す事が出来
ラジオやカレンダーやアラーム
ストップウォッチ機能まであり
もちろん時計機能もあります。
テレビ付き腕時計「テレビウオッチ」 | マイルストンプロダクツ | 企業概要 | エプソン (epson.jp)
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このテレビウォッチは
単3電池2本で動き
5時間も連続視聴が可能です。
しかし時計単体では
テレビを見る事が出来ず
外付け小型チューナーで
テレビの電波を受信します。
外付けテレビチューナーは
有線で時計に接続され
周波数ダイヤルを回し
チャンネルを変えて行きます。
時計本体には
スピーガが付いてないので
片耳のアナログヘッドホンを付け
音声を聞きます。
このテレビ電話は
当時の技術から考えると
ブラウン管方式と思いきや
なんと!液晶テレビなのです!
当時液晶自体の技術は
既に完成してたのですが
膨大な電力を必要とし
大型も出来ませんでした。
なので実用性がある
時計のような小型省電力の物に
実用化させました。
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テレビの大きさは
1.2インチしかない超小型でしたが
目を凝らしてよく見ると
テレビっぽい映像が見えます。
性能は
1秒間に60コマの映像を映せ
今のテレビと同じ性能でした。
画素数もこの小さなサイズで
31920画素もあり
白黒テレビとしては
かなり綺麗なテレビでした。
機能としては
画面の明るさを調整出来
白黒の色の濃さを
変える事が可能でした。
当時の電子機器は
電子部品を基板にハンダで付けて
ゴテゴテした物ばかりでした。
しかし
スマートウォッチの電子機器は
基板に電子機器を印刷する
最新技術で作られました。
この技術のお陰で
物凄く高い値段になり
このサイズでテレビを見れ
当時群の超技術時計だったのです。
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テレビウォッチが発表された当時
新聞や雑誌やテレビで放送され
誰もが信じがたい夢のアイテムで
国内外で大反響が起こりました。
そして発売後
値段が高すぎて
あまり売れませんでしたが
日系年間優秀製品賞を受賞しました。
更に
世界一小さいテレビとして
1984年にギネスブックに認定され
掲載されました。
その後
発売から1年後の1983年に
2インチになりましたが
カラーテレビ化に成功しました。
そしてこの商品は
カラーポケットテレビと名付け
1984年に発売されました。
大きさは
もう腕時計サイズでなく
A5サイズほどになり
単3電池5本必要になりました。
しかし当時の世界観では
あのでかくて重たいテレビが
簡単に持ち運びできるようになり
まさに夢の未来技術だったのです。