8歳の時に図工の授業で
ペーパーナイフを作る事になり
先生から15㎝位の木の板が配られて
その木を削って作る事になった。
当時みんな強制的に買わされた
教材の中に図工セットと言う物があり
その中のナイフを使って木を削り
ペーパーナイフを作っていく。
最初の設計図を書く時俺は
出来るだけ削らず楽して作ろうとし
木全体を使い切るデザインを描くと
中華包丁のデザインになる。
ウフフ♪(。-艸・。)
そして面倒だからこれで良い事にし
早速木を削り始めてみると
以外に木が硬くてかなり必死に削り
汗をかくほどだった。
疲れたから一休みして
他の人の物を見てみるとみんな複雑で
剣や刀や薙刀などの凝ったデザインで
俺の中華包丁が完全に手抜きに見えた
しかしもう削り始めてしまってたから
後に引く事も出来ずこのまま作り
木の7割刃の部分にして残り3割を
手で持つ部分として削っていった
そして大体の形になってきた時
先生が俺の席に回ってきたので
中華包丁を見せたら「もうちょっと
工夫してみて」と言われてしまう
(´・д・`)ショボーン
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その後もっと作り込むため俺は
手持ち部分を丸くして持ちやすくし
歯の部分に波模様を入れて削って
中華包丁のリアルさを増してみた。
そして完成した物を先生に見せると
「何かこうもっとロマンを感じる
形にできない?」と言われてしまい
俺も確かにそんな気がしてしまった
俺も中華包丁だと全然発想力を感じず
子供っぽい夢とロマンに溢れた
中二病感が全く無い事に違和感もあり
少し工夫してみる事にした。
そこで色々考えた俺は
片側を先端から中心部にかけて
弧を描き削って出刃包丁にする事を
ひらめいたのだった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
実際に削って作って完成させた後
は!として1番大事な夢とロマンを
入れ忘れてた事に気が付いてしまい
完全に手遅れになってしまう!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
仕方ないので先生にこのまま見せると
「何で包丁なの?」と言われてしまい
「子供らしくない~」とも言われ
やる気のない手抜きがバレそうになる
ここで授業が終了になって
このとき全員完成できてなかったから
来週までの宿題にさせられてしまい
家に持ち帰って続きをやる事になった
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ペーパーナイフを家に持ち帰った俺は
完全に出刃包丁にしてしまったから
これ以上何を作り込めるか解らず
凄く悩んでしまった。
( ;'д`)ウーン
そこでとりあえず俺は
柄と刃の境目から刃の中心位まで
弧を描くようになだらかに丸みをつけ
ガリガリ一生懸命削ってみた。
すると何だか軍用ナイフみたいになり
だったら更にアンティーク調にすべく
中世貴族のアンティークで使われてた
アカンサスと模様を入れる事にする
アカンサス模様と言うのは
植物をクルクル巻いた様なデザインで
食器や額縁や高級家具に彫刻される
むかしの流行りのデザイン。
中世の騎士が好きだった俺は
お絵描きでアカンサスを描いてたので
もう直感で描く事が出来たからこれを
ペーパーナイフ全体に描いてみた。
そして彫刻刀で数日かけて削っていき
我ながら超高級な軍用ナイフが出来て
これなら先生も納得するだろうと思い
このまま提出してみる事にした。
そして先生に提出してみると「綺麗な
入れ墨模様ね」と誉められたけど俺は
心の中で「入れ墨じゃないんだけど」
と言い返したい言葉をぐっとこらえた
(# ^ω^)ビキビキ