20歳の時
友達の葛西君と言う人と
深夜にドライブに行って来た。
この時乗ってた車は
「GTS-T typeM」と言う車で
スポーツカーだった。
ヾ(*´∀`*)ノ
この車は
「GT-R」をグレードダウンした車で
エンジンだけ「GT-R」と同じ
「RB-26」と言うエンジンだった。
排気量は
GT-Rが2600㏄に対して
GTS-T typeMが1998㏄になってる。
その分
馬力やトルクや最高速度が低く
GT-Rに遠く及ばない。
(´・д・`)ショボーン
しかし値段が
RT-Rの半額の値段で買えて
GT-Rに憧れてるけど
高くて買えない人向けだった。
でもこの葛西君は
「峠での走りなら
車体が軽い分GR-Rに勝つ!」
そう言って強がってた。
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この日我々は
地元にあったジョナサンで
待ち合わせをして
ドライブするルートを決めた。
そのルートは
首都高湾岸線に入り
この車の最高速度を出し
また首都高に戻ってくるコース。
しかしこの車は
全く改造してないノーマル車で
しかも中古だった為
故障個所もあった。
マフラーは
走り出すと微妙に揺れて
取り付けてあるフレーム強度に
問題がある様だった。
更に
電気系統の取り付けが悪くて
ヘッドライトが一瞬
点滅する時がある。
俺は
この状態で最高速を出して
事故らないか少し不安になった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
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そして我々は
ジョナサンを出て車に乗り込み
颯爽と出かけて行った。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
高速道路の入り口は
走り出してすぐ近くにあり
そこから入って
湾岸高速を目指した。
湾岸高速道路とは
直線距離が凄く長く
自動車の最高速度を出しても
そのまま15分位走り続けられる。
しばらく走ると湾岸高速に入り
ここからこの車の最大性能で
最高速が何㎞まで出るか試した。
(ΦωΦ)フフフ…
そしてアクセルを踏んで
どんどんスピードを上げて
興奮が高まってきた!
その後
しばらく速度を上げると
ある速度からこれ以上
スピードが上がらなくなった。
その速度は
たったの160㎞しか出せず
この車の性能の低さに我々は
驚愕してしまった。
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その後しばらく
ずっとアクセルべた踏みでも
速度が160㎞以上あがらず
ガッカリしてしまった。
でもこの車は
ノーマル使用に加え
町乗り様に低速で走りやすい設定で
最高速度が160㎞でも仕方なかった。
しかし葛西君は
この車が超高速出ると信じて
期待しまくってたせいか
ガッカリ感が半端ない。
そもそもこの時代
GT-Rでさえノーマル使用だったら
最高速度がせいぜい240㎞位。
ウン((´д`*)ウン
なので俺は
「RT-Rのグレードダウン版なら
性能低くて当たり前じゃない?」
そう言ってはげました。
でも葛西君は
「もう100㎞超えたら鳴り始める
警告ベルでもつけようかな」と
落ち込んでしまってた。
(;д;)グスン
それを聞いた俺は
「そこまでダサくしなくて
良い気もするんだけど…」と思い
あまりにも落ち込んでて心配。
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その後我々は
パーキングエリアに行き
休憩をする事にした。
( ´Д`)=3 フゥ
ここでも葛西君は
「俺の車215馬力もあり
リミッターも切ってあるのに」
そう言っていじけてた。
そこで俺は
自動車の雑誌を広げて
改造パーツを見せた。
(((o(*゚▽゚*)o)))
そして
今以上性能上げる方法を
2人で模索する会話をし
元気を出させていった。
この雑誌には
その改造パーツを取り付けると
何馬力アップして
最高速度の上昇率が書いてある。
その数字を見て
葛西君の鼻息が荒くなり
自分の車の性能アップに
興奮し始めた。
でも雑誌に書いてある数値は
凄くオーバーに盛られ
実際の数値と程遠いもので
ただのプラシーボ効果だった。