人が宇宙に行った事ない宇宙開発時代
人の代わりにチンパンジーのハムや
犬のライカを実験的に宇宙に行かせて
人の体に起こる影響を調べてました
この2匹が宇宙に行った事で有名すが
実は猫も宇宙に行っててその猫は元々
野良猫でしたが史上初の唯一宇宙に
行った猫になったのです
1950年代〜60年代宇宙開発競争は
最高潮に達し米と旧ソ連が他国に
圧倒的な差で独走してどちらが先に
有人飛行を成功させるか競ってました
宇宙で起こる体の問題を確かめる為
動物を宇宙飛行させて確認する事にし
まず旧ソ連は1957年11月に人工衛星の
スプートニク2号にライカを乗せました
ライカは無事に宇宙から帰還し
初の動物宇宙飛行士として歴史に残し
米も1961年1月にマーキュリー計画で
ハムというチンパンジーを乗せました
ハムも無事帰還し宇宙飛行に成功して
宇宙旅行した初の霊長類と名を刻み
その後に初の有人飛行を旧ソ連の
ガガーリンが成し遂げました
米ソの苛烈な宇宙開発中にフランスは
両国と対等と証明する為1961年12月に
米ソに次ぐ世界3番目の宇宙開発機関
国立宇宙研究センターを作りました
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そして有人飛行を計画する前段階とし
動物実験を開始して彼らは手始めに
1961年と62年に計3匹のねずみを
人工衛星に乗せて打ち上げています
その後更に大きな動物を打ち上げる
計画を立てそこで猫のフェリセットが
宇宙飛行士として選ばれこの猫は元々
パリの街中にいたメスの野良猫でした
彼女はペット業者に保護されたあと
ネコの打ち上げ計画を進めていた
フランス政府によって買い取られ
1963年訓練所に行きました
他に13匹の雌猫がいて彼女達も
宇宙飛行士の候補生として参加してて
雌が選ばれた理由は雄よりも大人しく
宇宙船に適応しやすかったからです
そして2カ月間の訓練で14匹の猫は
遠心分離機で高速回転する耐G訓練や
小さな容器に閉じ込めて布で何時間も
拘束され過酷な訓練に耐え抜きました
更に脳に電極を埋こんで神経を調べ
厳しい訓練で6匹を最終候補に絞り
忍耐力や回復力や落ち着き等から
1番良いフェリセットが選ばれました
1963年10月18日午前8時9分とうとう
フェリセットはフランスのロケット
「ヴェロニクAGI47」に搭乗し
宇宙空間へと打ち上げられました
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フェリセットは弾道飛行で飛ばされ
地上から高度157㎞に達した後落下し
無事帰還して計13分間の短い飛行を
成功させたのです
フェリセットはその間宇宙に突入し
その内5分間は無重力状態を経験して
その後カプセルはパラシュートで
指定された地点に無事に着陸しました
その後彼女は地球に無事帰還したけど
3カ月後に脳の解剖調査を行うため
安楽死してフェリセットは50年以上
人々から忘れ去られた状態でした
世間的には米ソの宇宙開発競争ばかり
注目されてた為フェリセットの功績は
評価されずにかつで宇宙に行った猫が
いた事を知る人はいなくなったのです
でも2017年フェリセットに
偉大な功績を称える運動をアメリカの
広告代理店アノマリーに務める
マシューサージガイ氏が始めました
彼は前からフェリセットのファンで
彼女の不当な状況を是正したいと考え
彼はフェリセットの銅像を建てる為に
クラウドファンディングをしました
そして1000人を超える支援者が集まり
目標金額4万ポンドを達成し2019年4月
仏のストラスブール国際宇宙大学に
銅像が設置されたのです