



暑い夏や運動をした後はたくさん汗をかきます
汗をかくと体の中の水分が外へ出てしまい体が
水不足になる事があります
これを脱水症状と言い体が水分不足でめまいや
頭痛や体のだるさなどが起こる状態になります
しかし多くの人は喉が渇いたら水を飲めば良い
と考えますが研究者達は本当に水が一番体内に
水分を残せる飲み物なのだろうかという疑問を
持ちました
そこでイギリスのラフバラー大学研究チームは
どの飲み物が一番長く体内に水分を残せるかを
調べたのです
この体内に一番水分を残せる基準を「BHI」と
命名しました
BHIは「飲料水分保持指数」と言う意味を持ち
飲み物を飲んだ後に水分がどれだけ長く体内に
残るかを表す数字です
体内に水分が残る基準は水を基準にしてこれを
「1.00」としました
数字が大きいほど体に水分を多く残せる飲み物
という意味になります

どの飲み物が一番体内に残るのかを調べる為の
実験方法は72人の健康な男性に1リットルずつ
水
牛乳
オレンジジュース
コーヒー
紅茶
コーラ
炭酸水
スポーツドリンク
経口補水液
など14種類の飲み物を1つずつ飲んでもらい
1種類の飲み物に対し4時間後にはどれ位尿が
出たかを調べこれを14種類分確認しました
尿が少ないほど体に水分が残っているという
結果になります
一番水分を体に残せた飲み物は?意外な事に
1位は水ではありませんでした
順位は次のようになりました
🥇 1位 スキムミルク(脱脂乳)
BHI:1.58
🥈 2位 経口補水液(スポーツ飲料)
BHI:1.54
🥉 3位 普通の牛乳
BHI:1.50
つまり水よりも牛乳の方が体に長時間水分を
残せるという結果になりました

牛乳には
タンパク質
乳糖(牛乳に含まれる糖分)
ナトリウム(塩分)
カリウム(体の水分量を調整する栄養)
が入っててこれらのお陰で胃からゆっくりと
吸収され更に尿として水分が出難くなる為に
長時間体に水分が残るのです
経口補水液とは脱水症状の人の為に作られた
飲み物で水だけではなく
ナトリウム
カリウム
少しの糖分
が入ってるので体が水分を効率よく吸収でき
病院や熱中症対策でも使われてます
オレンジジュースも比較的良い結果でしたが
でも糖分が多過ぎると逆効果になり腸の中へ
糖分が集まって膜を作り水分が吸収され難く
なってしまい逆に水不足になる場合があって
ジュースの飲み過ぎはだめです
珈琲は利尿作用があると言われますが今回の
研究で珈琲や紅茶を普通に飲む程度なら水と
同じ水分補給になる事が分かり普通の量なら
珈琲でも極端に脱水になる心配は無いです
ビールは4%程度ならば水より尿が増える事は
ありませんでした
しかし大量飲酒は脱水になり水分補給として
お酒を飲むのはお勧めできません
この研究にも限界があり例えば
女性では調べていない
高齢者では調べていない
病気の人では調べていない
調査期間は4時間だけ
なので全ての人に同じ結果にならないのです
この研究で分かった事は今まで喉が渇いたら
水を飲めばいいと考えられてきました
もちろん水を飲むことは大切ですが長時間の
運動や炎天下での仕事や登山やスポーツなど
すぐに飲み物を飲めない場面だと体に長時間
水分を残せる飲み物を選ぶ事も大切なのです











