



古代ローマと聞くと強くきちんとした軍隊
石で出来た立派な建物やお風呂やトイレが
完備され進んだ文明なイメージを想像する
人が多いかもしれません
最近イングランドの北部に点在する遺跡の
ヴィンドランダ砦と言う所を調査しました
ここは軍の最前線基地で自国を守る兵士も
住み込みで働いてる場所でしたがここでの
生活は想像より凄く苦しかったのです
この砦はハドリアヌスの長城という大きな
防衛の壁の近くにありローマ帝国のとても
重要な場所なのでオックスフォード大学の
学者はここの砦にある浴場とかトイレから
流れた排水路の土を調べてみました
そこには兵士達の糞便の痕跡が残留してて
その土を詳しく調べた結果兵士達の体中に
たくさんの寄生虫がいた事が判明し当時の
最前線は病気との戦いだったのです
発見した主な寄生虫は複数存在し1つ目は
回虫でこれはお腹の中に住む長い虫で長さ
30㎝位になる事もある寄生虫だったのです
感染すると腹痛や下痢になり食事もとれず
死亡する原因になります
2つ目は鞭虫と言う長い間体中に住み続け
少しずつ体力を奪う凄く危険な寄生虫です
3つ目はジアルジア原虫でこの虫はとても
小さな生き物なのに強い下痢や脱水症状を
起こし数週間動けなくなる事もあります
これらの寄生虫はローマ時代のイギリスで
初めて見つかり感染者の治療中に兵士達が
この様な症状になって原因を突き止めたら
この寄生虫達は糞で汚れた水や汚れた食料
手についた汚れ等通し体に入ってたのです

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つまり浴場やトイレは完備されてましたが
実際の衛生状態はとても悪く兵士達は常に
お腹の病気が発生してる状態で生活してた
可能性が高いのです
この文明の象徴の裏にある現実の世界とは
ヴィンドランダ砦こそがローマ帝国が誇る
最前線の軍事拠点と慢心し衛生管理を怠り
兵士達は敵から国を守る役目を誇りに思い
戦闘だけに注力してしまった事です
でもこの時本当の敵は人ではなく兵士達を
苦しめてる寄生虫だったのかもしれません
しかもこの問題は1世紀の初期の砦からも
3世紀の後の砦からも同じ寄生虫を発見し
長年悪い衛生状態が続いてました
これは何百年も不衛生な環境が改善されず
当時の指導者は殆ど問題視しなかった事が
判明し最前線の基地がいかに人が住めない
過酷な環境だったかが解ったのです
病気で体力が落ちて感染し易い状態で常に
体が寄生虫が感染し続けてる状態になると
免疫機能が生命維持にエネルギーを使って
更に体力が落ちて生命力が弱くなります
その結果食中毒の原因となるサルモネラ菌
激しい下痢が発生する赤痢菌などの危険な
病気に感染しまくって酷い時は目の病気の
結膜炎になった人も発生しそうなるともう
寝たきり状態だったという記録もあります
古代ローマ最前線の真の姿は見た目整った
軍隊で石の建物に下水や浴場が整備されて
文明的な砦なのですがその裏では兵士達が
下痢や寄生虫に苦しむ毎日でローマ帝国の
最前線は寄生虫と戦う静かな地獄なのです











