9歳のとき弟のヨッチの
とてもお気に入りだったガス銃が
遊んでたら壊れてしまったので
修理してくれと頼まれた。
壊れた部品が金属部品だった為
ハンダをたくさん溶かして塊にし
それを削って部品の形にして
壊れた部品と交換して直した。
そして翌日
修理が完了した銃をヨッチに渡すと
凄く喜んで俺がガスを入れてあげて
また外に銃を撃ちに行ってしまう。
しかし元の金属より柔らかい
ハンダで部品を作ったから
また壊れるんじゃないかと思い
壊れた時直す方法を考えてた。
( ;'д`)ウーン
でもこれ以上固い金属で
部品を作るなら凄い高熱が必要だし
とても作れる気がしなくて
もう直せない気がしてしまう。
しばらくするとヨッチが帰宅し
こっちに向かってくるから
壊れたと思いドキドキしてたら
ガスを変えてほしいとの事だった
とりあえずこのとき壊れてなくて
ホッとしてガスを変えて渡すと
また嬉しそうに外に飛び出し
銃を撃ちに行ってしまった。
(∩´∀`)∩ワーイ
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そしてしばらくするとまた
ヨッチが帰ってきたから
ガスの交換かと思ったけど
また銃が壊れたと言ってきた。
この時やっぱりハンダなんかじゃ
銃の振動に耐えられず壊れてしまい
想像してた通りになったけど
これ以上直す方法が思いつかない。
なのでとりあえず銃を預かり
試しに父親が帰ってきたら
何か良い方法がないか聞いて
それでダメならもう打つ手なしだ
(´・_・`)ショボン
その後父親が帰宅し夕飯の時
「ハンダを塊にして部品作ったけど
壊れちゃった」と事の経緯を話し
何か良い方法がないか聞いてみた。
すると父親が少し考えて
「なら真鍮をつかってみるか」
そう言って工具箱に行きそこから
真鍮の分厚い棒を取り出す。
このとき金ぴかの真鍮を見て
「凄く高級そう!」と感じ
これを使わせてくれるなんて
なんて気前の良い父親だと感心した
俺が「この真鍮溶かして使うの?」
そう父親に聞いてみると父親が
「違う切って削って使うんだ」
と言って俺に渡してきた。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
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真鍮を触った時とても硬くて
「こんなの削れるのかな?」と感じ
手で持って試しに削ってみると
簡単にガリガリ削れてしまった!
これなら壊れた部品が作れると思い
夕食後父親から渡された万力に
真鍮を挟んで一生懸命削ると
ハンダより硬くて汗かいてしまう
そして削ってくとだんだん
部品の形になって丁寧に形を整え
ハンドドリルで穴を開けて
何とか完成させてみた。
それを銃に取り付けてみると
壊れてしまって動きが悪かった
銃のハンマー部分が普通に動き
直す事に成功した!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
翌日ヨッチに銃を渡すと
「また壊れそう…」と言われて
俺がどれほど一生懸命修理したか
全然解ってくれず信用されてない
その後ヨッチがまた銃を持って
外に撃ちに行ってその間俺は
もう壊れない事を祈り
ソワソワして帰ってくるのを待つ
ヨッチが帰ってくるとガス交換で
交換するとまた外に行き
それを何度か繰り返したけど壊れず
修理が大成功で面目躍如で来た!
(*´-∀-)フフフッ