6歳の時
学校の帰り道に本屋があり
いつもそこに寄り道してた。
(*´-∀-)フフフッ
本屋に行くと丁度俺の目線に
たくさんの漫画本が置いてあり
表紙に描いてあるキャラが
俺を見て楽しく笑ってる。
そのキャラの笑顔を見ると
完全に俺の事を誘って
「一緒に冒険しようよ!」
そう語りかけてきてた。
なので俺は
その漫画本を手に取って
物語の中に吸い込まれて行く。
オロ((ヾ(*'д';*)ノシ))オロ
この頃先生には
「寄り道しないで帰りなさい」と
毎日下校時に言われてた。
でも本屋のそばを通ると
漫画のキャラが俺を誘って
夢の世界に引きずり込まれ
もう理性で抑えきれなかった。
その中でも特に目を惹いたのが
コミックボンボンと
コロコロコミックと言う
子供向け雑誌。
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毎日俺は
学校帰りに本屋で立ち読みし
人目もはばからず
ゲラゲラ大爆笑してた。
((´∀`))ケラケラ
しかも
日ごとに違う本を読むのでなく
毎日同じ本のツボにはまった所を
何度読んでも面白くて爆笑してた。
特に好きな漫画は
「プラモ京志郎」と
「超人キンタマン」と言う
大人気漫画。
プラモ京志郎は
コンピューターの中に意識を入れ
自分で作ったプラモデルで
相手と戦闘する漫画だった。
俺は
このマンガにどっぷりはまり
生れて初めてプラモデルを作る
きっかけになった漫画だった。
そして俺は
プラモ京志郎みたく
色々改造して遊びたかったけど
この時難しくてできなかった。
仕方ないので俺は
紙粘土をプラモデルにペタペタつけ
色々形を変えてたが
すぐに剥がれ落ちてダメだった。
(´・д・`)ショボーン
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この頃の俺は
まだ全然本を読むスピードが遅く
1つの漫画を読み終わるのに
30分位かけて読んでた。
しかも途中の各箇所で
笑いのツボにはまり
ずっとそこばかり読んで
ゲラゲラ笑ってた。
でもさすがに俺も
店員の様子が気になって
レジを見てみると
俺の事を全く気にしてない様子。
店員の人も
俺が子供だったから多めに見て
許してくれてたのだと思う。
┐(´∀`)┌ヤレヤレ
ある日そんな調子で俺は
のろのろ本を読んでたら
店員の人がそばに来て
ビックリしてしまった!
そしてその店員は
「もう5時だから帰りなさい」と
俺に伝えてくれた。
( *゚ェ゚))
この時俺は
外が真っ暗なのに気が付き
店員に「また明日!」と言って
走って帰った。
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家に到着すると母親に
「また本屋で立ち読み?!」
「ダメでしょ!」と叱られ
しょんぼりしてしまう。
その後頭が冷えてきた頃
「何で俺が本屋にいる事
母親が知ってるんだろう」
そう疑問に思った。
その事を母親に聞いてみたら
「あんな大声で笑ってたら
すぐに解るよ!」そう言われて
完全にバレてる事が解った。
この時俺は
バレてる事も恥ずかしいし
外まで声が聞こえてた事も
凄く恥ずかしかった。
(〃ノωノ)ハズカチィ
そして翌日俺は
また本屋の魔力に引き込まれ
学校帰りに寄り道して
立ち読みを始めてしまう。
しかし今日から俺は
声を出さずに笑い
周りにバレないようにした。
ウフフ♪(。-艸・。)
でもあまりの漫画の面白さに
声を抑えきれず
またゲラゲラ声を出して
大笑いし始めてしまった。
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その後俺は
漫画本が面白くて
恥ずかしさなんて忘れ
本屋で大爆笑して読んでた。
店員をちらっと見ると
いつもの風物詩の様な顔をして
全く気にしてない様子。
それを良い事に俺は
漫画の同じ場所を何度も見ては
笑いのツボが収まらず
全く飽きずに読み返してた。
しかししばらくすると
隣に大人が立ってるのが見え
ふと見てみた。
|・ω・`)チラッ
この時いた大人は
なんと!母親が真横にいて
ビックリしてしまった!
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
そして母親に
「寄り道しちゃダメ!」と言われ
強制的に連れていかれ
楽しい立ち読みが中断してしまう。
帰り際母親が店員に謝っていくと
店員が「こちらも笑い声で楽しいし
良い客引きになるから良いよ」と
立ち読みしてる事を許してくれた。