8歳の時
テレビでCMを見てたら
矢野サーカス団のCMが始まり
突然母親が「行こう!」と叫んだ!
それは
どうやらとてもハンサムの人が
サーカスをしてるシーンがあって
その人目当てで行きたいみたいだ。
ウフフ♪(。-艸・。)
しかしチケット販売は
夜8時から予約受付みたいで
公演期間毎日販売するから
電話して買おうと言ってる。
そして翌日母親は
テーブルの上に黒電話を
所定の場所から引っ張ってきて
夜8時になったらかけるらしい。
その後運命の夜8時が来て
その瞬間母親が物凄いスピードで
ダイヤルを回し始め
一瞬で電話をかけてしまった!
でも話し中で繋がらず
何度も何度もかけなおして
15分くらい粘り続け
やっと電話が通じた。
でもやっと繋がった電話から
聞こえた声が「売り切れました」
との返事が返ってきて
母親が凄く残念がってる。
( ゚皿゚)キーッ
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この時俺も
CMで見てた凄い曲芸に感動し
どうしてもサーカスに行きたくなり
母親に「行きたい!」と伝えた。
しかし母親は
チケット取れなかったせいか
イライラしてるみたいで
「行けないの!」と怒られた。
(ノД`)・゜・。
翌日学校に行くと
1人だけサーカスに行く子がいて
あの競争率が高いチケット争奪戦で
電話予約で取れたと言う。
その事に俺は
よくチケット取れたな驚き
何か裏技があるのかと感じ
どうやって取ったのか聞いてみた。
するとそのこの家の電話は
最新式のプッシュフォンらしく
ダイヤル式の物より
全然早く電話をかけられると言う。
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!
それを聞いた俺は
とてもうらやましくなってしまい
急にサーカスに行きたい気持ちが
また湧き上がってきてしまった。
なので家に帰ったら母親に
どうしてもサーカスに行きたいから
電話をプッシュフォンの契約に
変えてほしいと頼んでみた。
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すると母親が「黒電話は
レンタル料が月500円に対し
プッシュ式のレンタルが800円で
ちょっと高いからダメ!」と言う。
(´・д・`)ショボーン
でも俺は
「また今日も販売するのに
ダイヤルじゃ間に合わないよ」
そう言ってみたがダメだった。
そしてまた
母親がテーブルに黒電話を置き
夜8時と同時に電話をかけ続け
なかなか繋がらない様子だった。
しかしまた
やっとつながったと思ったら
すでに売り切れだったみたいで
黒電話の限界を感じざる得ない。
そこで父親が
「当日現地で買えば良いよ」
とチケットの入手方法を提案すると
なぜか母親が渋い顔をし始める。
この時俺は
「当日券買うなら値段同じじゃん」
そう母親に言ってみたら
「そうじゃないの!」と言われた。
しばらく母親が悩んだ後
母親もイケメンの大道芸人を
どうしても見たいようで
「仕方ないね」と了承した!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°