皆さん自身思い当たる節がおありでしょうが、
僕もその一人で、他人と違いました。
僕の場合は、中学に上がる頃には趣味趣向にそれが顕著に表れてきて…。そうですね、クラスではお調子者で変わり者、な位置付けだったと思います。体育祭では花形の組団長を務めましたが、衣装班から用意されたのは色物の衣装でした。
趣味において好き!をみなに理解されない、共有できないことが辛く感じる事もありましたが、今では別に少数派である事に感情は動きません。その時期は高校の頃に過ぎてしまったので。
でも、なぜこんな事になってしまったのか?
人間は生まれ持った環境が一生を決めてしまうとさえ言われます。
あなたは、抗いたいとは思いませんか?
だから行動する。
でも、その思考すら何かの受け入りの可能性があります。並べられた磁石のように、返されるオセロの駒のように、僕たちは何だかんだ言って———。
そう、僕は周りに影響を受けてきました。
目星は付いています。
きっとあいつが僕を歪ませてしまったに違いありません。
今回はPCフリーゲームサークル
の紹介をします!
サークル概要
1997年の発足以来、現在に至るまで100タイトル以上のWindows向けフリーゲームを発表する老舗フリーゲームサークル。最新の作品は公式サイト『あばたえくぼ(現まおうせい)』より随時ダウンロード可能である。制作されるタイトルのジャンルは多様でありRPG・アクション・パズル・サウンドノベル・シミュレーションと多岐に渡り、中でもRPG作品はシビアなゲーム性とやりこみ要素の高さから最もよく知られている。またゲーム以外にも音楽や動画、自作アニメなどの公開も行ってきた。—(ニコニコ大百科より抜粋)
作者は『泉和良』。
ジスガルド名義でゲーム制作、ジェバンニP名義でボカロP。
Twitter:@mayday9999
馴れ初め
2000年、父が家に持ってきたWindows98をただのゲーム機としてしか扱っていなかった小学生の僕と姉は、【ゲーム ダウンロード 無料】と検索してゲームを漁ってはウイルスを拾う毎日を過ごしていた。ウイルスの影響で起動もままならなくなってきた頃、姉がアンディーメンテという大量の作品を生み続ける作家を見落としていたことに気が付く。
一同『なんだコイツ―、おもろいぞ!』
謎のゲームクリエイターサークル、
アンディーメンテは
初めてプレイしたゲームは確か『ビクトリー』というタイトルで、ゴ〇ラのごとく巨大化したネコが街に現れ暴れまわるゲーム。話は一本道で猫を倒すためにひたすらクリック連打するという単純なゲームでした。
初期の頃のゲームなので、今見返すと色々テストしているようにも見えますね。
シリーズ化して4作品も生まれたビクトリー。作品の説明文から相変わらずのヤバさが伝わってきます! 今でもVectorでダウンロードすることができ、Win10でも問題なく動くのを見てなんか1人部屋で感動してしまいました(笑) 愛すべきクソゲーだと思う。
アンディーメンテはビクトリーのようなほのぼのした遊びのある作品は目立ちますが、真骨頂はこっからです。
実はRPG作品が素晴らしい。ビクトリーの作者かって程に。いや、ビクトリーのような作品達があるからこそアンディーメンテの世界観が活きている気がします。
代表を挙げるとすれば、10作ほどリリースされている
左は初代のメインメニュー。なんと公開が1999年7月だって。今のPCスペックならサクサク動きます。
遊び方は非常にシンプルで、MAPから行き先を選び、ダンジョンに入ります。
ダンジョンによって距離があり、「すすむ」を押せば1km進む。進んだり戻ったりした時にランダムで敵が現れたり、色んなイベントが待っていて。
残り距離が0になったらダンジョンのボスが待ち受けていて、そこまでにアイテムを使ったりしながら体力を残す事も重要です。
敵が現れると、ターン制のコマンドバトルがスタート。
初期から覚えている通常攻撃『でこぴん』はアンディーメンテ作品のRPGでお決まりの平凡にして最強の攻撃。
終盤には熟練重ねた でこぴん が敵を襲う!
その後、シリーズを重ねるうち、
・多彩な攻撃
・装備
・最大4 VS 4のパーティ制
・能力向上傾向を決めるジョブ
の王道なシステム導入され複雑かつ一つ判断を間違えればハラハラする戦略性が生まれてきて・・・
その後の作品ではいつの間にか重厚なストーリー性やめっちゃお洒落なBGMが追加されてきて、ノベルとしても楽しめるように。過去作品の主人公達はシリーズを通しとても強い敵キャラとして再度アンディーメンテファンの前に現れるなど、固有キャラも引き立つようになってきました。
そして、2004年
RSシリーズ最高傑作、まんまですが
というタイトルがリリースされます。
アールエス RS 攻略Wiki
この作品は間違いなくアンディーメンテの代表作の1つで、鬼級やり込みRPGです。濃すぎてゲームバランスを整えたりバグ直ししたり新たにシナリオを追加したりしてるうちに2014年(リリースから11年)になっていたという作者の狂気を、プレイすればマウスを握ったその肌で感じる事が出来ます。
ちなみに、ウインドウバーを見る限り、僕がダウンロードしたアールエスは2008年の頃の物ですね。確か中盤で止まっていたと思いますが、今の時間の使い方ではとても僕一代ではクリアできる自信がありません(笑) まずは彼女作らなきゃな…。
どれ・・・
鬼畜要素①
「悲しみ」「お腹」ゲージに悩まされる
色んなゲージが並んでいるけど、中でもこの2つが厄介で、「悲しみ」が増えたり「お腹」が減るとマイナス効果があります。常に4人の心身に気を配らないといけないので鬼畜!
逆に誓いが100%になると必殺技を繰り出す事ができるのでボスに向けてうま~く溜めたりします。
鬼畜要素②
ダンジョンがアホしてる
9999kmとかあって、クリックするのも疲れれば、道中でやられて振り出しに戻った時の気持ちを考えるとなかなか踏み出せないので鬼畜!
鬼畜要素③
基本的に周回しないと進めない
先に進むために必要なアイテムがあったりするので面によっては特定数周回する必要があり鬼畜!
左の「30回」を多いと見るか、少ないと見るかはあなた次第。たったの1800クリックだ!
鬼畜要素④
多ジャンル要素を盛り込み過ぎている
これがアールエスの面白さでもあり、頭を悩ませるところなんだけど、小売経営・箱庭・合成要素てんこ盛りで、もちろんダンジョン攻略やゲームクリアには避けては通れない仕組みになっている。
行動をするうちに「日にち」も経過していくので、ただ単純にダンジョン行ったり来たりするのでなく自分の財布とスケジュールを把握しながらゲームをしなければならないのが鬼畜!
なお、シナリオ後半の攻略をWikiより抜粋…
【冥界編(42~50話)】
42話から43話に進むには、塔地下二百階の門を10回以上制覇し、冥界廊を建築してください。鬼ヶ島を制覇後、47話から48話に進むには記憶の湖での特殊イベントを見ておかなければなりません。記憶の湖のある月へ行くにはまず、黒の廃村を制覇しタンホイザーに会い、黒遺跡探査機を合成可能にします。(黒遺跡探査機に必要な月読の耳は黒い丘の固有アイテムです。注意してください。)合成後は黒港が出現するので制覇すると、タンホイザーイベントが発生し月読転移装置修理が建築可能になり、月へ行けるようになります。
やる事多過ぎる…!そして、
『RS(アールエス)』は超やり込みRPG。それに群がるファン達も相当なゲーマー揃いという事がこの記事執筆中のリサーチで判明!!!!!!!!!
おおおい!
お前ら、序盤の下りを返せ!!!
僕は歪んでいて、アンディーメンテを愛したがゆえに強く影響を受けたのでは無いかと悲劇のお姫様チックに自己陶酔しながら書き始めたこの記事だけど、どうやら気のせいのようです。
作者はとてもマルチに活動していて、公式サイト「まおうせい」で追う事ができます。
その他、僕が紹介できるものを最後に上げておこうかと思います。
どうやらファン達はRSシリーズの移植を待ちわびているそう。『イブニングパークと子供達の階差』はRSシリーズに非常に似たRPGなのでぜひ手に取ってみて欲しいですね。ビジュアルで判断しきれない何かがあります。もちろん、無料。
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「様子がおかしいスタンプ」とか、よくこれ商品化したな、というのばかりですがこれを使ってみるとウケはかなりいいです。「RSスタンプ」はファン必携です。
年中というわけにはいかなかったけれど、小学生の頃、確かに熱を入れさせる時期が何度もあった。難しく思える世界観を何度も理解しようとしていた。
不器用ながらこのような形で、作者のじすさんを応援させて頂きました。
余裕があったら他のゲームもレビューしてみようかな?