前巻に引き続き海土路愛人の過去編。
虐げられてきた村人らを目論見通り焚きつけ、横暴を極めた祖父ら権力者とその一派を人身御供とした愛人だが、彼にとってはこの謀反も単なる〈神殺しの遊戯(ゲーム)〉に過ぎなかった。
結局村人は去り、廃村と化した現在の跡地に足を踏み入れた三神ら一行は、そこでかの〈黒仏〉を目にする。
過去編でも度々出てきた愛人の母の家系に関わるワード、〈黒き血〉にその手がかりがありそうだが……?
『エイトドッグス』を読み終えてからのこれというタイミングも我ながらナイス。