店谷のお店でアバキアンを修理してもらい、シャドー化していたダメ丸も復活、過去編を挿んでいよいよ因縁の(サンコは名前すら忘れてるけど)悪ガキが再登場するが……。
これは林田球作品全般に言えることだが、それこそAIでも使ってプロットを抜き出したとしても、その魅力が伝わりにくい点において、フォーマットこそ違えど京極夏彦に近いものがある。
ゾーラーの情報ゲットとか少しずつ道筋は見えてくるものの、謎の解明より寄り道シーンのどうでもいい描写がたまらなくいいのだ。
細部にしか神は宿らないのよ。
次巻「ドウキュウセイ」。
名言集→ショタコン層を虜にする至言「死ま田クン ぼく ゆうれいなんかこわくないからね!」の他、
寝具周りをジロジロ見るサンコらに「あんまりジロジロ見るなよ!」
「今日はやけに生の死体が多いのが気になるが…」
「持ち主のいないニーモツほど空しいものはない」
暗転モチ「ボーンバラバラバラ」
「情報がうすくなってきたぞ」
「ぽててだこ」
ホラー映画みたいな怪物の蘇生シーンで呪詛の如く吐き出される「ミィ〜〜トボォォ〜〜ル、スパゲティィィぃ〜〜」
サンコも思わず復唱しちゃう「いきてるれんちゅう」
「…それはもしかして笑顔?」