この記事の基準だと、うちの子も超デジタルキッズに該当します(超デジタルな生活はしてないけど)。
でも記事の最後にあるように、うちの子供も外でバンバン遊んでます。小学校に入ると半年後には子供たち同士で勝手に学校で約束してきて、土日に公園で遊びに出かけるようになりました。
最初は「その約束本当か?!」と不安になった親同士で連絡を取り合って確認すると、全く忘れている友達がいたり、ダブルブッキングしてる友達がいたり、結構振り回されて笑えます。子供が約束を大事にするタイプかどうかとか色々わかってきます(初めての約束のときは、約束したメンバーのうち実際に公園に行ったのはうちの子ひとりで、偶然居合わせた他の子と友達になり遊んで帰ってくる…というなんとも切ない結果でした。笑)
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話を戻して、デジタルキッズについて。
例えが良いかわかりませんが、僕が子供の頃はマンガを読んでいると親が怪訝な顔をし、時には怒られました。反動かもしれませんが僕は今でも少年ジャンプが大好きで毎週買って読んでいます。悪いものとも全く思っていませんので、子供が家でジャンプ誌を読んでいてももちろん怒ることはありません。
しかし、僕の親の世代にとっては「今でもマンガは悪いもののまま」のようです。この価値観は彼らの「普通」だし、人によっては変えるのが難しい。
現代に置き換えるとスマホやYoutube、VRゲーム、SNS、暗号通貨、全部同じ。いつも「新しいもの」というのは、移り変わる時代の変化についていけない大人たちからまず批判され、その大人たちは「これは良くない」と言って子供たちから「とりあえず」遠ざけようとする。
でもそんなことをしても、子供たちは必ず別の場所でそれに触れるし、子供だからという理由だけで規制するのは反動を生むだけ。
大切なのは、新しいものとの付き合い方を知ることなんですよね。
親であれば、子供にそれを伝えるためにも新しいものはどんどん試した方が良い。子供と一緒にどんどん試して、一緒に使い方を理解する。これが最も有益で安全です。
ただ問題は、これまでの数十年と違い、最近は変化のスピードが異次元になってきているので、強く意識していないとすぐに置いていかれること。あとは新しいものが多すぎて全部は試せないこと、です。
視点を変えて学校に目を向けてみると、強い危機感を感じます。以前から言われていて少しずつ変わってはいるようですが、今でも子供が学校で学んでいる内容は、何十年も前に僕が学生だった頃と大差ないように見えます。とりあえず的に昔と同じことを教えていてもそこだけ時が止まってしまい、子供からすれば、そんな時代遅れの知識を得てもこれから使い物になりません。
若い外部の人員に校長を任せ、一般社会人を外部講師としてバンバン招聘しビジネスやお金を教えたり、英語は英会話講師じゃなく英語使えるビジネスマンに依頼したり、エンジニアにテクノロジーの楽しさを伝えてもらうべきだ、と常々思っています。
昔から、社会やビジネス経験のない教員(教員以外の仕事を知らない教員)だけで教えている学校もあるくらいです。そもそも無理があるし、申し訳ないけどそれでは世間知らず育成機関になってしまいます。日本が世界で戦える日はどんどん遠ざかっていってしまう。
世の中には「当然のようにアジャストしていくべき時代の変化」と、「今も昔も変わらず大切にしていくべきこと」があります。
それを見極めるスキルが大人には必要だし、一方で子供には新しいものを最初に試そうとする好奇心を強く持ってもらいたいというのが、親の願いです。
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僕は通常、我が子が優しさを発揮して家事を手伝ってくれたときにはお礼(対価とも言えます)を渡すのですが、その制度に暗号通貨払いを導入しようかなと思案中です(もう少し決済手段として浸透してから、ですが)。
その時我が子のウォレットに送金されるのはBTCか、はたまたXPかZNYか…
答えあわせは数年後。
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