会社を辞めて4年目・・ULIBUDDHAです。
みなさんは、お子さんとトランプや将棋・チェスなどをした事がありますか?
筆者は、一番上の娘が小学生の時にトランプの相手をしろと毎日せがまれまして・・当時は、まだ会社務めで、仕事も していましたので、、可愛い娘が誘ってくれるのは嬉しいのですが、何回でもせがんでくる子供の元気さ加減に、しんどい思いをしていました。
そこで・・
そこで、でございます
もし、父の私が毎回勝てば、もうそんなに、毎日、毎日「トランプして~」とか言ってこないかも?
なんて、酷い思いがよぎり、、
気が付けば、実際に考えて行動している自分がいました。
簡単です。よそ見をしている隙にカードをすり替えるインチキを使うだけで完全勝利です(笑)、、ポーカーなんて毎回フルハウス以上の役を作れます。他のゲームでも、数枚の強いカードを座布団の下に隠しておけば、一発です。
こどものけがれ無き、お花畑を利用してしまいました。
もちろん、全戦全勝!尊敬さえされました(笑)
ただ、、それでも懲りずに、しつこく遊ばされましたが・・
その意味においては失敗でした。
★★★★★★
あれは・・今から二十数年前の事です・・
そう、筆者が新人の会社員時代の昔~昔のお話でございます。
筆者も、まだ、うら若き20代前半で、血気盛んに精力的に仕事に勤しんでいた頃です。
職場に、かなり以前に定年退職した、70歳くらいのいわゆる嘱託のおじいちゃんが、一緒に働いていたんですね。仕事は超有能でやさしくて気の良いお爺さんです。
そのわりに、定年退職時は、課長止まりだったと言ってました。
新人の筆者を息子みたいにかわいがっていただいたのを憶えています。
本当に、尊敬出来る人格で、仕事とはこれだけ楽しんでやっても良いのだと、人生の教えもいただきました。しかし、年のせいか、もう、面白くなっているんですね・・若い筆者には、もうろくしているとしか思えない感じのいでたちで、実際少しボケていたのかも知れません、、
ただ!将棋が強い事、強い事!
筆者も、学生時代には、校内の大会で優勝した経験もあるくらいで、少し以上の自信も有りました。
・・・・・
一回も勝てない・・そして、しまいには、勝てる気もしなくなりました。
師匠と仰ぎ、仕事の暇を見つけては、対局させて貰ってました。
仕事そっちのけで・・
まあ、勝てない・・お爺さんの現役時代は、遊びがこれしかなかったとか言っていましたが・・
膨大な永い経験からくるその技法は、
今思えば、まるで、ビッグデータから瞬時に最良の選択を持ってきて実行できるAI(アルゴリズム)さんみたいなものだったのでしょう。
かなりの早打ちですが、ミスはありませんでした。
1年ほど鍛えてもらいましたが、結局八割は勝てませんでした。
また、仕事をサボってお爺さんと将棋をしていました。
その時です!
何と、現場に滅多に出てこない支店長が、詰め所に入ってきたのです!!
お爺さん「お、ちょっと休憩してたんだわー」
若い社員の私に気を使って、かばってくれたんですが・・
支店長「面白そうやな~わしも混ぜてや」
筆者「支店長・・○○さん強すぎるので絶対勝てないですよ」
そう、支店長は、筆者よりもかなり弱いのですから・・
てな事を言いながらも、楽しそうに2人で駒を並べはじめています。
まあ、10分あれば、支店長の負けで決まるだろう・・もちろん、私に勝てない支店長が、お爺さんに勝てる訳がないのですから・・
数分後・・
お爺さん「やっぱり支店長つえーな~」
ええ、ええええ
まじかよ、接待将棋でもやったのか? いや、それは無いし・・
筆者「マジで負けたん?」
お爺さん「おー、やっぱ支店長は、さすがだわ~」
筆者「本気だしたん?」
お爺さん「あったりめ~よ~」
?????????
その数日後、筆者は、支店長室まで将棋盤と駒をもっていきました。
暇な役職です。若手の新人に、遊びに誘われて上機嫌で相手してくれたのですが、、
やっぱり、弱いんですね・・3戦3勝で筆者の勝ちでした。
失礼かとも思いましたが、我慢できずに思い切って聞きました。
筆者「しかし、支店長。よく、あの、お爺さんに勝てましたね」
支店長「あんな、爺さん、一発やないか~お前勝てんのか?」
え、え?
詳しく聞くと、角すじを2回ほどずらして駒をとっただけで簡単に勝てたそうで・・
すなわち、イカサマ・インチキだったのです。
支店長「気付かれんかったらルールの内やんけ~」
支店長「しかし、お前は、まったくインチキする隙がないやんけ~」
これは、意外と名言の様に、筆者の胸に刻まれました・・
上に行く奴はこんなもんだ・・
お花畑では駄目だな・・
このような、未熟な文章を最後まで読んでいただき有り難うございます。
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