皆さん、こんにちは。64です。
今回は日本から台湾に輸入された日本産のカップめんが、残留農薬の検査で不合格になったというニュースをご紹介します。
台北中央社によると、
日本から輸入したカップ麺から基準値を超える残留農薬が検出され、台湾の水際検査で不合格となった。衛生福利部(保健省)食品薬物管理署が15日、水際検査での不合格食品の最新のリストを公表した。日本の肉入りインスタントラーメンが水際検査で不合格になったことが公表されるのは今月に入って2度目。
不合格が新たに公表されたのは「ヤマダイ ニュータッチ 凄麺 新潟背脂醤油ラーメン」。かやくからエチレンオキシド0.145mg/kgが検出された。輸入された74.4キロが全て積み戻しまたは廃棄される。
とのことだそうです。
このエチレンオキシドという化合物は化学式では「C2H4O」と表され、医療機器の殺菌などで使用されるほど殺菌力が高く、毒物劇物取締法では「劇物」に指定されている非常に危険な物質と言えるものとなっています。
また、台湾の厚生省食品薬品監督管理局はこうした食品を輸入した業者に対して、NT$60,000から200,000,000の罰金(NT=ニュー台湾ドル)を科すことをホームページで明らかにしています。
今回ような不合格の件は台湾では2回目であり、別の製品でありながらも前回も同じ化合物であるエチレンオキシドが検出されたようです。
日本の発明品であるカップめんですが、こういった食の安全面や健康面について考えるべき場面になってきているのかもしれませんね。
①"日本産カップ麺がまた不合格 残留農薬の基準値超えで/台湾".中央社フォーカス台湾.2022/11/16(参照:2022/11/17)
②"酸化エチレン(エチレンオキシド)".三菱ケミカル株式会社.(参照:2022/11/17)
③"發布修正農藥殘留容許量標準,加強食品殘留農藥管理".衛生福利部食品薬物管理署.2022/11/01(参照:2022/11/17)
④"「サッポロ一番」ごま味が不合格=基準値超えの残留農薬検出で/台湾".中央社フォーカス台湾.2022/11/01(参照:2022/11/17)