2018年11月〜2019年前半にかけて取引マイニングで話題を呼んだアゼルバイジャンの取引所CORSSexchangeの運営が新たにトルコ市場に進出します。トルコはトルコリラの変動が大きいこともあり、国民の5人に1人が仮想通貨を所有していると言われるほど仮想通貨が身近な存在です。しかし、自国の取引所はこれまでになく、今回あらたに開設される”koindex”がトルコ企業による第1号の取引所となります。トルコに根ざした取引所となることから、トルコリラによる直接取り引きや、地上波によるメディア広告、地元企業との提携などが期待されます。
Koindexは鯉がモチーフとなっており、鯉の滝のぼり伝説のように、たとえ市場の相場が逆境でも力強く運営することのできる取引所・トークンになるという願いが込められています。 (2020年5月9日「koindex勉強用資料」より引用)
まずなんと言ってもFintech Association Turkeyの理事長(Demetさん)が運営メンバーに入っていることです。CROSSの実績からある程度の信用はあるものの、拭えなかった若干の胡散臭さについても、トルコの仮想通貨協会の理事長が運営に入っていることで信頼度が圧倒的に高まります。プロジェクトとして成功するかはまだ未知数ですが、少なくとも資金持ち逃げなどの心配はないでしょう。
取引所として使ってもらうためには、取引したいときに取引したい量が売買できる必要があります。CROSSではこの点が弱く、キャンペーンやマイニングはするけどBTCの取引はBinanceでするという人も多かったため、マイニングを停止した現在ではほとんど取引手数料を獲得できていないことからも確認できます。
この反省を踏まえて、koindexではLP(リクイディティプロバイダー)を導入することで大手並の厚い取引板を実現するようです。これが本当であれば、トルコに根ざした取引所としてBinance等とは差別化を図り、ユーザーを獲得できる期待は大きいです。※LPはkoindexで有効性を確認したうえでCROSSへも今後導入予定とのことです
XEXは現在0.3円前後と、盛り上がっていた15円程度の時と比較すると暴落した事実は否めません。この経験を踏まえて、KOINは金・USD・BTCに連動して基準価格を決定することで、大きな価格変動することなく安定して保有できる設計になるようです。※XEXも現在は価格が低下していますが長期的に復活する可能性は大いにあります
また、XEXはロック解除日に一気に解除される設計だったため、イベント時など特定の日にロックが集中した場合、ロック解除日も集中することで大きな売り圧となり暴落の要因となっていました。これを踏まえて、KOINは90日ロックであれば90分割で90日かけて日々少しずつロックが解除されるようです。これにより、特定日に大きな売り圧が集中することは回避できるでしょう。
上記のような工夫により暴落リスクが低減されている一方で、XEXの魅力であった収益分配は引き継がれています。トルコの一定数のユーザーを獲得することができれば、KOIN保有による継続的な収益が期待できます。
2020年6月1日〜6月7日がKOINのプレマイニング期間として設定されています。この期間のうち6月4日〜6月7日はトルコ人向けの期間となり日本人は参加できません。6月3日はVIP向けとなっておりますが、その条件の詳細はまだ不明となっております。
6月1日、6月2日については、XEX保有者であれば日本人でも参加可能です。トルコでのマーケティング次第ですがCROSSの実績から半年程度はユーザー拡大期が続くのではないかと予想しています。初期に参加しておくことで、少ない人数で収益を分配することで、早期の原資を回収が期待できます。興味を持っていただけたら是非参加してみてください。