マクドナルドは、
車椅子のバッテリーの充電するところが他にないときしか行かない。
しかもコーヒー以外は頼まない。
理由は言わないが自分で調べてください。
でもハンバーガーが嫌いなのではない。
アメリカのサンディエゴに住んでいたころ、
車で30分ほど内陸に行くと
道沿いに
レストラン一軒
雑貨屋一軒
銀行一軒だけの西部の町があり
(それがダウンタウン)
そんなレストランのハンバーガーは
めちゃ美味いと知っていた。
レストランでは、昼間から近くの牧場の男たちが飲んだくれてる。
バタンと両開きのドアを開け
銃も持たない丸腰の東洋人が入ってくる。
どこから来た?
サンディエゴだ。
いや、おめえの生まれた国を聞いてんだ。
日本だ。
そうか、俺は朝鮮戦争に行った。
俺はベトナム戦争に行った。
たぶんこの町で一番綺麗なおねえちゃんが
何飲む?
と来る。
サンディエゴから車だ。
コーヒーとハンバーガーだけもらおう。
奥の部屋には古びたピンボールと
ビリヤード。
インベーダーゲームさえきてないこの店はまだ西部劇の舞台と変わらない。
近くの昔の雑貨屋は、看板娘を巡って男同士の撃ち合いがあったことを
案内板が解説しているミニ博物館。
この町、唯一の観光地だが、
実際このレストランでまたこのねえちゃんを巡る撃ち合いがあってもおかしくはない。
僕は参加しないけど。(・_・;)
とりま、そのねえちゃんが持ってきたハンバーガーは、めちゃうまかった。
今日、三月の交通事故被害の後始末で、大阪天満宮駅から
紛争処理センターに向かう途中、
ちょっとその店を思い出してもいい店があった。
西部のほんまもんのハンバーガーを作ろうとはしているようだ。
できてるかどうかは、アボカドでわかる気がしたので、
アボカドハンバーガーを頼んだ。
まあいい線はいってた。