仮想通貨投資を始め、ICO投資への検討やハードフォークによる分岐への対応を迫られるなど経験が増えてくると、『AirDrop(エアドロップ)』という単語に出会うことと思います。
この記事では、AirDropの概要や参加するために必要なアカウント、無料でトークンを貰うための作業パターン、さらには作業効率を上げる方法などをまとめています。
エアドロップ(AirDrop/AirDrops)とは、プロジェクト(トークン発行体)が無料でトークンを配布することを言います。
ICO以前のビジネスやサービスにおけるフリーミアムモデルの成功にも裏付けされるように、無料でトークンが貰えるというインパクトは非常に大きく、今後のICO、トークン普及のマーケティングには欠かせない要素となる勢いです。
具体的な目的としては、大きく下記の3つが考えられます。
1.クラウドセールの見込み顧客リストとして
2.トークンの知名度を上げ、保有者や流動性を増やすため
3.プロジェクトローンチに向けた事前登録者リストとして
とはいえ、最近(2018年2月現在)のプロジェクトでは、ICO(資金調達)を行わずにサービス開発&AirDropという形態のプロジェクトや、クラウドセールを行わずにプライベートセールで資金調達をし、一般投資家向けにはAirDropを行う、といった案件もちらほら出始めています。
プロジェクト側の視点に立つと、中長期的にプロジェクトを成立させるための目的として行うという方向性が強まってきた感じでしょうか。最近では無料でトークンを配布する過程にプロジェクトについての知識、理解を深めるためのタスクを配置するなど、トークンを売り抜けずに保持し続けてもらえるように努力している傾向も見られます。
ICOも乱立していて、一般投資家がスキャムを見抜く目も肥えてきているということもあり、今後プロジェクトが淘汰されずに生き残るためには投機的な市場形成よりも、トークンの利用者を増やし価値を高めていくほうを重要視しているといえるのかもしれません。
規模の大小はあれど、一ヶ月でも数十件は発生しているため、案件ごとの金額が少なくてもコツコツ拾っていけば決して馬鹿にはなりません。
大当たりがでれば1案件10万円以上、運が良ければ上場済み案件にめぐりあい数千円、残りは上場後の価値向上を待つ!といった感じです。
最近の成功事例ですと、Rebelliousが2017年の年末に行ったAirDropは、こなすタスクに応じて最大で4,000REBLほど無料でもらえましたが、2018年1月13日にBTC建て最高値で0.000018BTCをつけており、4,000REBL持っていた人は0.072BTC相当、当時のビットコインの終値が174万ほどでしたから、円建てで12万円以上!を無料で手に入れることができたわけです。
事実、私自身4,000REBL持っていますが、REBLはまっとうに活動しているプロジェクトだと判断しHODLしています。(そのあとビットコインが暴落し、円建て価値がかなり下がってしまいましたが・・・)
このように、気に入ったプロジェクトが見つかった場合はホールドし続けるのも楽しみの一つになるかもしれませんね!
REBLはAirDrop後、程なくしてBit-Zという取引所へ上場したため、利確するチャンスがありましたが、ほとんどのAirDropはその時点ではそもそも未上場です。
今後DEX(分散型取引所)などの普及により、取引できるチャンスは増えていくかもしれませんが、流動性という部分では未知数に変わりありません。
参加されている方はご存知でしょうが、AirDrop参加はコツコツ地味な活動が続きます。。上場して価値が付けばいいな〜、程度に考えて、宝くじを買うくらいの感覚で参加すると気が楽です。
また、AirDropはICO活動のごく初期に行われることが多いため、ICOへの投資も視野に入れている方は、早い段階からICO案件をマークできる、というメリットもあります。
もちろんICO DropsやICO benchのようなICOリスティングサイトで深く調査するには叶いませんが、受動的にICO案件への接点が増える、ということは先行者利益の享受にもつながります。
AirDropに参加するのは難しくありません。多くがTwitter、Telegramなどソーシャルアカウントでのやりとりを介して行われます。
そのため、アカウント開設が必要なサービスも決まっています。事前に登録しておくとスムーズに進められますのでここにまとめてご紹介します。
この記事をご覧いただくような方は既に全部そろっていることでしょう・・・。
トークンの多くがERC20に準拠したイーサリアムトークンとなっています。そのため、ERC20に対応したイーサリアムアドレスが無ければはじまりません!下記のようなサービスを使い、イーサリアムアドレスを取得しましょう。
注:イーサリアムアドレスの公開アドレス(0xからはじまるもの)が必要になりますが、秘密鍵(Private Key)は決して公開してはいけません。秘密鍵の入力を求めてくるAirDropは詐欺と断定し、申し込むのはやめましょう。
下記にご紹介する『MetaMask』『MyEtherWallet』『MyCrypto』のいずれかで作成すればOKです。
『MetaMask』はChromeやFirefoxのブラウザにインストールすれば、簡単にETHアドレスの生成やトランザクションの送出ができる拡張機能です。これを一番に推奨します。なぜなら、後述の『MyEtherWallet』や『MyCrypto』とは違い、秘密鍵(Private Key)をインターネット上に送信しなくても良いからです。(MetaMask自体のパスワードの管理は現状にしてくださいね)
『MyEtherWallet』へのアクセスにMetaMaskを使用することもできますが、はじめからMetaMaskで作成しておけば良いでしょう。既存のETHアドレスもインポートできるため、とりあえずこれを使っておけば良いと思います。複数のETHアドレスを管理するのも便利ですしね。機能をONにしておけばICOやエアドロップのフィッシング詐欺も検知してくれるので便利です。
・ChromeウェブストアでMetaMaskをダウンロードする
・Firefox Add-onsでMetaMaskをダウンロードする
『MyEtherWallet』と『MyCrypto』はウェブ上やローカル上でETHアドレスの生成やトランザクションの送出ができる、オープンソースのインターフェースです。(ローカル上でトランザクション送出するのはやや面倒です)これらは2018年2月に分裂したため現時点ではほぼほぼ同一ですが、今後機能差が生じてくるものと思われます。
ウェブ上で生成している方が多い気がしますが、インターネット上に秘密鍵(Private Key)を送信するのは非常に危険な行為です。セキュリティを重視し、ソースをダウンロードしてローカル上でETHアドレスを生成することをおすすめします。もちろん前述のMetaMaskでも問題ありません。
・MyEtherWallet.comでETHアドレスを作成する
・MyCryptoでETHアドレスを作成する
ちなみにAirDrop申請フォームなどに『MEW』などという表記があった場合、MyEtherWalletの略称を意味しますが、必ずしもMyEtherWalletで生成したアドレスである必要はなく、同じようなERC20準拠のイーサリアムアドレスであればなんら問題はありません。
いまさら?と思う方もいるでしょうが、底辺のAirDropにはスキャムも多く、仮にトークン発行体側に悪意があった場合、メールアドレスとパスワードをキーにして総当り的にハッキングをされてしまうリスクも生じます。
そのため、普段プライベートでウェブサービスで利用しているメールアドレスや、仮想通貨の取引所に登録しているメールアドレスを使用せず、AirDrop専用のメールアドレスを取得しましょう。
アカウントフォローや、トップ固定投稿(pinned post)のコメント付きリツイートを求められることが多いため、Twitterは必須です。フォロー数が増えていくと煩雑にもなるため、専用アカウントを用意すると良いでしょう。
アカウントのいいねやフォロー、投稿へのいいねやシェアなどを求められます。
複垢が作りづらいと思いますが、気にする人は設定で投稿範囲を「一部の友だちを除く」とすれば良いでしょう。
私は気にせずシェアしてます(・_・;)
Twitterに続いて(それ以上?)利用頻度の高いのがTelegramです。こちらはAirDropというか、ICO活動における必須コミュニティツールといった位置づけですね。各種OSのネイティブアプリをはじめ、Web版もあります。ユーザー登録にはSMS認証が必要です。そのため複垢とか作りにくい><
Bitcoin Forumは、昔ながらのスレッド式掲示板です。まぁなんとも使いづらい・・・。
ちなみに、bitcointalkと呼ぶことのほうが多い気がします。
AirDropの中には、このBitcoin Forumのアカウントが必要なものも多いです。
作りたてのアカウントは除外されるAirDropもごくまれに見受けられるため、なるべく早く作っておくと良いでしょう。
さらに参加するAirDropの選択肢を増やしたい方は、他にも作成したほうが良いサービスのアカウントがありますが、とりあえずすぐにでもはじめたい方はここまでアカウント作成したうえではじめてしまって良いでしょう!
AirDropは基本的にはごく短い期間で実施されます。通常、ICO/トークンのプロジェクトにおいて、トークンのアロケーションを設計する段階でAirDrop配布割合を決めることが多いです。そのため、一定の配布分に達した段階で終了となります。
つまり早い者勝ちの性質が強く、ややリアルタイム性に劣る検索エンジンでの情報収集はあまり向いていません。ソーシャルサービスの中でも、リアルタイム性、公共性が強いTwitterでの情報収集がオススメです。
一次情報にこだわるかたは、Bitcoin Forumを使う、もしくはICO DropsやICO benchのなどでICO案件を探し、片っ端から案件ごとにニュースレター登録して最新情報を追っかける、など地道な方法になるでしょうか。。
自身もプロジェクトとしてトークンをAirDropしている、『Airdropster』のTwitterアカウントです。ツイートだけではなく、WebサイトもAirdrop紹介に適した独自のフォーマットなっており、価値の目安や参加方法がわかります。参加すべきかどうかの簡単なジャッジメントとしても使えるため、有用です!
また、前述の通りトークンをエアドロップしていますので、下記から登録すると無料で500トークンゲットできますよ!(σ・∀・)σゲッツ!!
こちらも専用サイトを持っており、Twitterアカウントをフォローしておけば新着AirDrop情報をチェックできます。定期的に複数のAirDrop案件をまとめてツイートもしてくれるので、リアルタイムで追い続けられない人にとっても便利!
一次情報を求める方は地道にBitcoin Forumのスレッドで探すことが多いかと思います。海外式のスレッド型掲示板は慣れていない方にとってはすごく使いにくいため、時間に余裕のある方にしか向いていないと思います。。。
日本語のエアドロップスレッドもありますが、やはり利用者は少なく、あくまでも現状はそれほど更新頻度が高くありません。
『Cryptocurrency Calendar』は仮想通貨のあらゆるイベントのスケジュールをまとめているサイトです。イベント情報の正誤についての投票があるのがよいですね。
『Airdrop』というカテゴリがありますので、絞って検索することが可能です。既存のトークンホルダーに対してのAirDropも多く含まれますので、情報の精査が必要です。
AirDropを重要視し力を入れているプロジェクトほど、貰える確立も高いですし、貰ったあとの価値向上も期待できます。いくつかパターンがあるので、順にご紹介します。
BCH(ビットコインキャッシュ)が代表格になるでしょうか、特定の通貨を所有していれば貰えるパターンです。
BTC(ビットコインキャッシュ)やBTG(ビットコインゴールド)はERC20トークンでないため、エアドロップ対応は取引所に委ねられました。いち早く、付与に対応する、と宣言してユーザーを獲得する取引所も見られましたね。
最近でもこのような既存の通貨、トークンホルダーに対するAirDropはたびたび行われており、Cryptocurrency Calendarでもイベントスケジュールが確認できます。
スクラッチでAirDrop専用サイト(機能)を開発してしまっているプロジェクトもあります。このようなプロジェクトは、費用が潤沢なケースも多く、トークンがもらえる可能性も高い傾向があります。
Referralプログラムはもちろん、その場限りのタスクよりも毎日継続的に活動すると多くのトークンがもらえるような設計になっていることが多いです。
・Twitter、Facebook、Telegramなど、各種ソーシャルアカウントとの連携
・各種ソーシャルアカウントでの宣伝、応援活動
など・・・。
また、取引所として立ち上げているプロジェクトや、ユーザーにトークンを使ってもらうことを重要視しているプロジェクトのAirDropなんかは、ユーザー登録だけでトークンがもらえたりします。
1の専用サイト系に近いのですが、TokenGetというICOのためのプラットフォームを利用して行われているエアドロップです。
手順としては、専用サイトに登録し、ダッシュボードへログイン後、メニューの『AirDrop』をクリックし、支持に従いタスクを行っていきます。
・Twitter、Facebook、Telegramなど、各種ソーシャルアカウントとの連携
・各種ソーシャルアカウントでの宣伝、応援活動
など・・・。
Referralプログラム機能もついていますので、インフルエンサーの方はさらなるトークンゲットのチャンス!
TokenGet系と書いてみたものの、よくよく見なければTokenGetという文字は見つからないでしょう・・・
多くのAirDropに参加しているとなんとなくわかってくると思いますw
タスクとしては一番簡単な黄金パターン、みんな大好きCandy Bag系です。かんたんな割に、貰えるプロジェクトである確率も高いです。既にいくつかのAirDropに参加している人にとってはおなじみですよね。
事実、まだ価値がついていないトークンが多い状況ではありますが、単純に「貰えるか否か」という部分ではいちばん費用対効果が高い系統ですね。ちなみに厳密に言うとUIが似ていても全てがCandy Bagに属するというわけではありません。
・ETHアドレスの入力
・指定のTelegramへの参加
・Verifyコードの入力
こちらももれなくReferralプログラム付きですので、フォロワーの多い方はさらに追加でボーナスゲットのチャンス!(∩´∀`)∩
こちらはVYPERと呼ばれる顧客管理・育成ツール(海外では主流なんですかね・・・)をAirDrop配布のために利用しているケースになります。
タスクをこなすことでポイントが加算されていくため、はじめのうちは達成感があるんですが、多くがコンテスト形式となっており、肝心のトークンはポイントを稼いだ上位1,000名くらいしかもらえない、というケースも多く、私はスルーすることも増えてきています。。。
稼いだポイントに応じて確実にトークンがもらえる形式の場合はオススメですね!(ここを勘違いしている人も多い・・・)
こなすタスクは前述の系統と同様、
・Twitter、Facebook、Telegramなど、各種ソーシャルアカウントとの連携
・各種ソーシャルアカウントでの宣伝、応援活動
などが中心となります。指定の文字数のブログ記事を投稿したり、プロジェクトに関する動画を撮影して投稿したりなど、ハードルの高いものは獲得できるポイントも高い傾向があります。
この『Gleam』はもともとICOやAirDropに特化したプラットフォームというわけではなく、ビジネス全般のグロースプラットフォームのようです。系統としてはTokenGetとVYPERの間、みたいな感じですかね。
その場限りのタスクだけでなく、1日1回リツイートするなど継続的に行うタスクも盛り込まれています。名前とメールアドレスなどCookieに保存されるため、同じGleam系の他のAirDropに参加する時はラクです。
事例はあまり多くありませんが、独自のクライアントウォレットをインストールさせ、そこにトークンを付与する、という形式もあります。Eidooというウォレットアプリをインストールしてウォレット作成しておけば、Ethlendトークンが貰える、という事例もありました。
ERC20準拠のETHウォレットの場合もありますし、ETHトークンではないものもあります。
良くも悪くも、Google Form一つでできてしまい、かつやや面倒な作業を強いられるため、参加する側からするとなかなか期待値の低いエアドロップ形式です。
スキャム的なものも多く、全く世に存在しないプロジェクトとしてだけではなく、既に存在するプロジェクトを騙って実施されているものも多いです。
フォーム内の指示に従ってタスクをこなした後、証拠のアカウント名や投稿URLをフォームに入力して送信するだけです。
Donation(寄付)のTxIDが必須項目になってしまっていたとしても、0と入力しましょう。
事前調査をしたうえで、自信を持って寄付をしても良い!と判断した場合は自己責任で・・・。
まぁ、メールもETHも捨てアドにするなど、リスクヘッジした上で寄付もしなければリスクは少ないので、若干怪しくても特攻する、という位置づけでしょうか。。。
0ETHなのでスキャムではないのですが、指定のETHアドレスへ0ETH送信すれば、即時にトークンがAirDropされるという形式もあります。0ETHですがGAS(手数料)は必要なため、少額のETHは必要です。0.001〜0.005ETHくらいあれば安心ですかね。
トークン発行体の立場からは、トークンの生成だけであればそれほどハードルは高くないということもあり、やたら大量にもらえるかわりに、大して価値のついていないトークンである傾向が強いです。
MyEtherWalletや準拠するウォレットアプリなどで、カスタムトークンの設定を追加するだけで付与されるパターンです。
こちらも簡単なだけあって、すぐに価値がつくことを期待できるようなトークンの可能性は低いですね。
AirDropで貰えるトークンですが、トークン付与には2つのパターンがあります。
このケースの場合、無価値なトークンどころの話ではなく、デジタル上の数値でしかありません(´・ω・`)
厳密にはトークン付与と言えないかもしれませんね。
自身のETHアドレスへ送られてくるには一定期間必要だったり、自分で引き出す必要があるなど、条件がある場合もありますので、ダッシュボード系案件はわかりやすくまとめてブックマークしておくなど、AirDrop参加後でもアクセスしやすい状態を作っておくことが重要です。
なお、Candy Bag系のAirDropはhttps://t.me/CandyBoxAccount_botに/getとメッセージ送信することでアカウント発行でき、マイページで取得数を確認できるようです!同じCandy Bag系で開催中のAirDropもわかるため非常に便利です(∩´∀`)∩
ただし、ETHアドレス入力→Telegramコード送信系はUIが似ていても全てがCandy Bag系というわけではないため、網羅されるわけではありません。。
スマートコントラクトが機能しており、数日間待てばちゃんと着金を確認できるケースです。このようなトークンの場合は、Ethplorerなどに自分のETHアドレスを入力して検索すれば、ERC20トークンを確認できます。Ethplorerは上場しているトークンであれば時価も表示してくれるため、オススメです!
さて、日々エアドロップに参加していると、やはり数も尋常では無いため、スキャム的なものや面倒なものはスルーする、というふうに自制が効くようになってきます。
多くはGoogle Form案件によく当てはまりますが、「これはどうも貰える確率が低そうだ」と判断するためのポイントをいくつかご紹介します。
リスクヘッジができている上では、面倒なのでそこまでする人は少ないとは思うのですが、公式のTwitterやTelegram、Discordなどを見に行って、AirDropの情報が無いかまでを確認する、というところまでやれば、スキャムを見抜ける可能性も上がります。
情報がない場合、「自分が見落としているだけかな」と思うこともありますが、意外と「AirDropは一切行っていません、今拡散しているのはスキャムです」みたいな声明が出されている場合があります。
その場合は間違いなくスキャムと判断してよいでしょう。
フォロー、参加を求められるTwitterアカウントやTelegramグループ、登録を求められるサービスなんかがあからさまにReferralのパラメータが付いているケースがあります。いずれにしても最終的にReferral誘導が目的のスキャムである可能性が高いです。
特にソーシャル上でのタスクを多くやらせずに、寄付の項目があるような場合はダメ元寄付狙いスキャムである可能性が高いと思います。
スキャムを仕掛ける側も、さすがに秘密鍵の入力については注意喚起が浸透しており引っかかる確率が低い、としてハードルを下げてきているのではないかなと考えています。
余談ですが、スキャムでよくあるのが、AirDrop時にフォローしたTwitterアカウントがいつの間にかアカウント名が変わってしまっているというケースもありますね。
たいがいAirDropなんちゃらという、AirDrop案件の紹介とReferral目的のアカウントへと成り代わっています。
有用なAirDrop案件を紹介してくれている場合はありがたく利用し、そうでなければそっとフォローを外しましょう・・・。
あと、ヴィタリックの偽物に成り代わっていて寄付乞食になっていたアカウントもありました・・・。
これは一概には言えないのですが、プロジェクト側の視点に立ち、そもそもの目的から考えると、AirDropはマーケティング手段なワケですから、知名度を上げたところでそのトークンを深く知ってもらえる手段がなければ本末転倒です。
トークンの設計として、「とりあえずユーザーにばらまいて使ってもらう」という設計がなされていないようなトークンで、Webサイトやホワイトペーパーが存在しないものは疑ってかかってよいでしょう。
もちろん、プロジェクトの立ち上げ時に知名度や参加者をブーストしたい場合や、ある程度の市場調査やニーズなどベンチマーク的要素が強い場合はWebサイトやホワイトペーパーが無い状態でAirDropを行っているものも多いです。
さてさて、長くなりましたが最後にAirDrop参加活動において、作業効率をアップさせる有用なツールたちをご紹介します。大量のAirDropを捌くには、作業効率化が欠かせません。
共通して入力を求められる項目は決まっていますので、Windows、Mac、iOS問わず、コピペ支援ツールの使用がオススメです。スニペットとしてよく使う項目を事前に登録しておき、いつでも呼び出せるようなツールがベストです!私は自宅ではWindows、会社ではMac、移動中はiPhoneのため、下記のツールを常用しています。
・TaskClip(Windows)
・Clipy(MacOS)
・COPYBOARD(iOS)
いつでも呼び出せるように登録しておいたほうが良い項目は以下のとおりです。
・ETHアドレス
・AirDrop用のメールアドレス
・Twitterのアカウント名(@airdropmaniacomみたいなやつ)
・bitcointalkのプロフィールURL(https://bitcointalk.org/index.php?action=profile;u=*******みたいなやつ)
・FacebookのプロフィールURL
AirDrop参加は、いうなればアカウント開設祭りです。(∩´∀`)∩ワッショイ
セキュリティ的にパスワードの使い回しなんて言語道断ですから、自動でパスワードを生成、保存し管理できるツールの利用がマストです。私はLastpassを使っていますが、1Passwordでも問題ないでしょう。こういったパスワード管理ツールは便利な反面、脆弱性の指摘などもありますが、使い回しパスワードよりはよっぽど安全です。
エアドロップに参加するために必要なことや、実際のトークンの貰い方、情報収集の仕方や作業効率の上げ方をご紹介しました。私自身、Rebelliousのエアドロップが思わぬ高値がついたことに味をしめてエアドロップの参加を本格的に始めたのですが、自分のETHアドレスに次々とトークンが増えていくのは気持ちがいいですね!
このあと価値がつくかどうか、温かく見守っていきたいと思います。










