やぁ、アレックスだ。
今回MALISbroの記事を読んで思うことがあったので今日はイスラムの友達の事を書いたぜ。
1・イスラム教(ムスリム)の簡単な紹介から
2・イスラムの人達と過ごす中で感じた彼らの優しさ
3・日本でイスラム教と言うと過激派と解釈されよく心配されるがそれは正解でもあり間違いでもある。
4・それぞれにそれぞれの主張があり受け入れるかどうか
6・おまけ
7世紀にムハンマドが創始した宗教。イスラームともいう。
聖典であるコーランに基づく信仰,儀礼をもつ。
「禁じられているもの(ハラーム)以外は許されている(ハラール)」
つまり、ハラル認定された食物を食べる。
イスラム教は酒・アルコール・豚の他に犬、血にも触ってはいけないと言われている。更にギャンブルをやろうものなら村八分だ。
しかし「宗教に強制なし」というコーランの文言(第2章256節)
があるように柔軟性の高い若い子はヒジャブ(頭から被るスカーフ)(*1)を被らなかったりお酒を飲んだりする子も増えた。
現在全世界に16億人以上のイスラム教徒がいて、日本では10万人~20万人いると言われているが正確な数字は未だ不明。
*1 ドルガバと言ったハイブランドも作品を出すようになっている。こんなお洒落で綺麗な人に会えるのはほぼ稀なので過度な期待は禁物。
しかしムスリムの女性には不思議な魅力がある。
俺は旅行中マレーシアで出会ったイスラム教のおっさんと意気投合し3年経った今でもあちらの兄弟家族ぐるみの付き合いで結婚式に呼ばれるなど交流は続いている。
彼らは客人をもてなす事で徳を積み、死んだ時に天国に行けると信じている。
そのもてなし方は半端じゃなく滞在中の案内・食事は勿論、自分の家に招いて俺が泊まるからとエアコンまで自分で取り付ける程。
更にトイレやシャワーを借りている間、息子にタオルを持たせドアの前に待機させている。
(お父さんに怒られるからと言う息子(*2)に俺はタオルを使わないから待機しなくて良いと説明し今は無くなったが「飯食うか?飲み物はいるか?何かしたいことはあるか?」24時間気にかける監視プレイは健在。)
全て無償だお金を渡そうものなら
「お前からお金は受け取れないよ。お前が来てくれるのが嬉しい」の一点張り。
*2 左が友達のオッサンと奥さん。右が息子達。
オッサンは教育熱心で子供達に対する当たりが強い。子供が俺と話していてもオッサンが現れると急に立ち上がり会話を止めておっさんが話すのをじっと見ているだけに。
だが、仕事も遊びに対しても倒れるまでやり尽くす父を尊敬していると語った。
よく喋るおっさんに対して奥さんは無口ながらよく気が利き働く。
それは同じイスラム教徒でも国や環境・情勢によって考え方や価値観にズレ(*3)が起きてしまうからだと思うんだ。因みにマレーシアは戒律的には緩い方。
*3 衣食住が国から保証された国の人間なら話し合いで解決の発想になるだろう。
しかし、紛争に巻き込まれ数秒後に死ぬかもしれない、弱い者は奪われ淘汰されて行く国の人間は家族や愛する人を守るために何を手に持つのだろうか?
・俺はおっさんとドライブ中、こんな質問をした。
「日本ではイスラム教=過激派、ISISと解釈する人が多いけどbroはどう思う?」と。
するとさっきまで饒舌でバカ笑いしていた彼が突然怒り出しこういった。
「アイツらは間違った考え方をしている!
俺達イスラム教は話し合いをして血を流さずに平和に解決する。しかしアイツらは銃を持ち勝手な信念で戦争をしている。
だから俺はシュガー(砂糖)をボイコットする。アレックス知っているか?
砂糖はイラクが作っているんだ。俺達が砂糖を買えばそのお金は子供達の肩に銃をかけさせる事になる。
イスラム教の奴らは全て家族だ。だからこそ俺は決めたんだ。
ジュースはフレッシュなフルーツジュース(*4)か水しか飲まない。」と
かなり偏った思想だがそこには一貫性があってカッコ良かった。
*4 市場にてフレッシュジュース
彼の発言には諸説があるし全員がボイコットしているわけではない。
受け入れ方によって賢者にも愚者にもなる。
こうした出会いがあったのも待つのではなく、積極的に色んな人に何百回も話しかけ続けたから得られたもので凄くも何ともない。
やるかやらないかの選択肢のやるを選んだだけだ。
彼らの思いを載せてどうなるかは解らないからやりながら答えを出してみようと思うぜ。
写真はマハティール・ビン・モハマド(マレーシア首相)
92歳にして2回目の首相に返り咲く。大の親日家としても有名
駆け足で説明するとGST(消費税)を撤廃してGDPの貢献に繋げた男。
あまりにも早い即断即決と非情さに批判の声も多数あるが
中国がを南シナ海に軍事基地化を進め、石油資源などを中東から南シナ経由で船で運んでいる日本はこの人の采配でに今後のガソリン代がかかっていると言っても過言ではない。
恐らく2年以内に席を譲ると思うので今後も追いかけたいホットな人。
*外国のタバコはハードな描写が多い。当然味も日本とは比べ物にならない位ハード。(当時のレートは1RM=27円)
*ハラル認定を受けた商品だけが許されるマーク。ハラルの鶏肉はめちゃくちゃ美味い。食品だけでなく玩具や冷蔵庫にもマークが着いている。
*日本が統治していた頃の通貨バナナドル。バナナのイメージが強いが実際バナナの生産量は世界37位と意外と少ない。(1位はインド)
*果物の王様ドリアン。ねっとりとした不気味な食感だが味は意外と繊細。
その優れた栄養価によって食べると猛烈に火照って汗が吹き出る。
味も食感も決して好きではない。だが何故かこれを見ると身体が欲するのだ。
現地の人曰く・時期は1~2月・殻を割って実を取り出して10時間経つとあの異臭になるらしい。