岐阜県中津川市付知町ってところに住んでいるアヤミンです。
自己紹介するときに「岐阜県から来ました」というと
「岐阜」って字が書けません、とよく言われます。
確かに。私も時々悩みます。
中津川市は読み方も書き方も悩まれませんが、付知町は悩まれます。
「つけちちょう」と読みます。
そんな付知町。自己紹介するときにこれも困りものです。誰も知らない…
ですので「伊勢神宮の御神木を切り出す山がある町です」と説明します。
すると、ちょっとだけ「ほぉー」と反応されます。
虎の威を借りる狐ならぬ、伊勢神宮の威を借りる田舎…みたいな。
(いいの。それでもいいの)
この田舎に築150年を超えるお家があります。
持ち主さんは新しいお家をたてて空き家です。
外観はこんな感じですよ。赤いポストが懐かしいのです。
お家の中を拝見させていただき「まぁ~ 古い!」と確認しました。
釘を使わずに建てられています。
「ほぞをかませて」と言うのかしらん?
専門外なのでよくわかりませんが、その部分が柱に見えます。
梁もりっぱですが、天井との間の柱にかませてある小さな板みたいなの。
これが釘の代わりです。
梁に歴代の住民が様々なものを打ちとめた釘穴が沢山です~
はっきり言うと…ボロボロの家です。
ですが、なんだか愛着がわきます。
で。思ったわけです。
「ここでカフェやろう! ここに泊まってもらおう!」
古くて、床は落ちているし、ドアは閉まらないしね。
でもでも。もうこんな家は建てられない。
新しい家を建てるのではなく、
歴史がしみついている家に人が呼べたら面白いよねぇ^^
土間があります。
これこそ最大の贅沢じゃないかと思います。
(学生時代四畳半で過ごした私としては)
縁側から望む6月の田んぼです。
夏は、この奥に花火がドドンと上がるのを垣間見れるそうです。
実は先週からリノベーション工事を始めました。
築150年で、ボロボロだけど物語を感じる民家で
宿泊すると、柏餅作ったり、お月見したり、味噌作りしたりといった
懐かしい日本行事の体験ができるゲストハウスを始めます。
(オープンは4月ころです)
ここは「上がりたての間」です。
この右側の部屋はカフェのキッチンへ
正面の壁は抜いてトレイ洗面お風呂場へとつなぎます。
リノベーションの様子報告や
体験行事のよていなどお知らせしていきますね。
いつか「付知町」に泊まりに来てくれる人が増えたらいいなと夢見て。