営業企画の業務を兼任することになった際に、上長から
「ロジカルライティングを習得しきったということをペライチにまとめて提出」
という宿題をしたときにまとめたものを転載します。
途中、”しきる”という表現を突き詰めすぎて、
Aは常に変化・進化するため、”しきる”ということは不可能であり、
常に切磋せねばならない
という無限ループに陥りそうになり、なんとか踏みとどまった記憶があります(笑)
ロジカルライティングを端的に表現すると、書き手が、“書き手の伝えたいメッセージ”を、“読み手にとってわかりやすく”書いて伝えるということである。
ロジカルライティングはどうやったら習得できるのか。
結論をいうと、ロジカルライティングは、“ルールに沿って”とにかく書いて訓練するしかない。
ロジカルライティングには最低限のルールがある。これら最低限のルールに沿って文章を書くことでしかロジカルライティングは習得できない。
以下、ロジカルライティングの場合に意識する3つのルールを記載する。
(1)伝えたい内容を一言でいえるか(ワンメッセージの重要性)
例:ロジカルライティングを習得しきるには、最低限のルールに沿って書く経験を積むことがベストである(今回のワンメッセージ)
※「要するに何か・どういうことか?」の問いに簡潔に答えられなければ、
それはわかりづらい文章である可能性が高い
(2)形式的な構成を決める
a) 文章の長さ(短文:1,500文字、長文:15,000文字)
今回は短文を意識して記載している。
b) 総論(序論)・本論・結論の三部構成とする(長文の場合)
c) 読み手を決める
今回は上長を想定して記載。
d) 始めと終わりをドラマティックにする
(3)読み手にわかりやすい文章を書く
a) 複文を避ける(1パラグラフ1トピック)
b) 主述語の適切な配置
c) 簡潔な表現(余計な表現は削る)
d) 明瞭な文と文のつながり(文と文の間に接続語を使用する)
e) 比喩表現・類推表現を使用する
f) 数字で示す
g) 事実、推測、主張が区別できる形
h) 誤字脱字をなくす
(4)何度も読み返す
時には音読するのもいい。何度も推敲することで、特に(3)について修正箇所に気づき、文章全体が良くなっていく。
個人的によくやるのは、一旦バババと書き、一日寝かす。
別日に推敲することで、上記の(3)について修正入り、文章としての雑味が取れて綺麗な文章になる実感があります。
読みづらい文章は、読み手が書き手の思考を読まないといけないため
(どういう意図で書いたのか、AとBどちらの意味でも取れる文章だが、ここではおそらくBを言いたいんだろう等)、ビジネスシーンだと疲れます。
※小説などの読み物はそれが醍醐味ですよね。
最近はLINEやSlackなどのチャット会話が多くなり、文章を書く機会が減ったような気がしていますが、今後も読み手を意識した文章を意識していきたいです。
muu