10月中旬に北海道南の寿都(すっつ)にある神社に行ってきました。
道中寄ったお蕎麦やさんの庭から綺麗な羊蹄山が見えました。
この時期は北海道ではちょうど紅葉の始まりのシーズンです。
寛永4年、筑紫の国から北海道に向かっていた弁天丸という船が暴風にあって遭難して、寿都湾で座礁したそうです。
その際乗組員全員が、寿都の人たちによって救出されました。
その際船に祀ってあった弁天様も、寿都の村の祠に奉祀したそうです。
その後その祠は海上安全の神様となりました。
これが寿都神社の起源です。
市杵島比賣命(いちきしまひめのみこと)、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、豊宇気比売命(とようけひめのみこと)が祀られています。
女性の神が祀られている神社は、境内の雰囲気が女性的で穏やかな感じがします。
以前丹生都比売神社にいった時も女性的な雰囲気を感じました。
寿都神社はさらに、元々は船が起源であり、さらに弁天様の要素も加わって、女性的な空間を作り出しているような気がします。
狛犬もなんだか穏やかな佇まい
境内の稲荷神社。稲荷神社の鳥居が連なった感じが好きです。
御朱印は書置きのものです。
見開きの御朱印で、でなんだか幸運が訪れそう。
”風乃故郷”という言葉がすごく響きます。
神社のすぐ近くには弁慶岬という場所があります。
灯台の持つ雰囲気もどこか郷愁を誘います
弁慶像
かつてこの地に源義経と弁慶が訪れた伝説があるそうです。
岬からの眺め。
青が美しく心が洗われるようでした。