京都大原・三千院。
四季それぞれに素晴らしい表情を見せてくれる、今や世界的に有名なお寺。
今回、春の桜から初夏のシャクナゲに替わる季節に三千院を散歩してました。
春と初夏が同居する季節はとても美しかったです。
三千院のある大原は大人気観光地ですが、市街地からは結構遠いです。
京都の端、滋賀県との境です。
公共交通手段は、市街地からバスとなります。
おすすめルートは京都市営地下鉄烏丸線の終点、国際会館駅から京都バスで大原バスターミナルまで30分弱です。バスは30分に1本出ています。
京都駅から四条烏丸、四条河原町経由のバスもありますが、やや時間がかかります。
大原バスターミナルから三千院は徒歩10分。
とは言うものの、僕にはマイカーという飛び道具があるので家から車で直行です。大原バスターミナル付近には駐車場がいくつもあります。
国道沿いの駐車場から三千院へ行く律川の道ぞいは桜がまだ咲いていて、とてものどかな山里の春の光景。
大原は京都の市街地と違って、町並みからして美しいところが魅力です。
大原は寒い土地なので、京都市街地より桜の開花が遅いです。それにしても今年の開花は早かった。訪ねたのは4月11日ですから。
と言っている間に、三千院に到着!
三千院御殿門(ごてんもん)。
石垣に囲まれた格式のある門と桜、そして青空。入り口からしてステキです。
三千院のお堂内部は撮影禁止なので、お庭を見てゆきましょう。
聚碧園(しゅうへきえん)。客殿の庭園です。
池泉観賞式庭園で、山の高低差を利用して立体的な作りが楽しいお庭です。
右上にシャクナゲが咲いていて、いいアクセントですね。
蹲に落ちる水が涼しげで、背景の庭園は強くなってきた日差しでキラキラしていました。
すっかり初夏の景色。
外に出ると、見事な桜とシャクナゲのコラボレーションが。
桜は満開をやや過ぎで、初夏を感じる花のシャクナゲはもうすぐ満開。
ここに春と初夏が重なっている瞬間の光景を見ることが出来ました。
そしてここが三千院でいちばん有名な有清園(ゆうせいえん)。
苔がむして木漏れ日が美しいお庭の奥には、最も有名な建物の往生極楽院が見えます。
その手前にはこれまたシャクナゲが咲いていて、緑の中にピンクの鮮やかな色を添えていました。
もう初夏の日差しを浴びて満開の美しいシャクナゲ。
往生極楽院。三千院の歴史の源である建物で、重要文化財です。
中には国宝の阿弥陀三尊像が安置されています。
仏像の写真撮影は出来ませんが、さすが国宝という感じで大きくて立派で保存状態の良い仏像を間近で見ることが出来ます。
そして有清園のもうひとつの名物が、このわらべ地蔵。
苔に馴染むようにいくつもあり、小さいので見つけにくく探すのも楽しいです。
ということで、三千院を拝観して新緑を楽しみ、気持ちはすっかり初夏になりました。
では、日が傾いてきたのでそろそろ帰りましょう。
国道沿いの駐車場近くの光景。
傾いた西日が斜めに木と山を照らす、のどかな里山の夕景を見つつ帰路につきました。
やっぱり大原は市街地から離れた静かで素敵な場所です。
ごちゃごちゃした街を抜け出してこの大原の地を訪ねると、いつも気持ちが落ち着きますね。
Camera: LUMIX G8
Lenses: LUMIX 12-60mm F3.5-5.6, 45-150mm F4-5.6, 42.5mm F1.7
平家物語ゆかりのお寺、京都大原・寂光院。
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