台湾ラーメンは中京圏のご当地ラーメンです。豚挽き肉やニラ、モヤシなどを唐辛子たっぷりで炒めます。大量のニンニクを入れます。辛さが苦手な人には強く感じるかもしれませんが、日本人向けのラーメンであり、本場中華の体が拒否する激辛とは異なります。台湾とありますが、名古屋発祥です。
台湾ラーメンの発祥は味仙(みせん)です。台湾で小皿に盛って食べる「台仔(たんつー)麺」をアレンジしたとされます。味仙で通常の台湾ラーメンを頼むと、小振りの丼に入っています。最初に見た時は小さくて少しがっかりしましたが、十分でした。辛くて汗や鼻水が噴出しました。通常サイズの丼では食べきることが大変だったでしょう。
ラーメンと言えば大量のスープを飲み干して満腹感を味わう料理というイメージがありました。しかし、健康志向やダイエット志向からスープを残す人が増えています。これはフードロスの観点からは好ましくありません。SDGs; Sustainable Development Goalsのターゲット12.3はフードロスを掲げています。コンパクトに濃縮したラーメンは残されるスープを減らせます。これは、つけ麺とも重なります(林田力「ラーメン、つけ麺、油そば・まぜそば」ALIS 2020年3月13日)。
三重県津市の中国菜館・氷花餃子・津新町店で台湾ラーメンとチャーハンのセットを食べました。豚挽き肉が中央に乗っています。台湾ラーメンには唐辛子が箸に絡むようほど入っているものもありますが、ここはそれほどでもありません。替え玉は無料です。何も言わなくても、替え玉を追加してくれました。お腹いっぱいになりました。