
ミスドという魔境に足を向けるとき気をつけることがある。それは往路でも復路でも構わないが歩くということ。簡単なことで1時間歩けばほぼドーナツ1個を消費することができるからだ。もちろん普段そうしているのなら余計に1時間歩くか運動をしなければ余分なエネルギーとなるので注意が必要である。
我々冒険家は体が資本である。いかに脂肪と糖にまみれた危険なミスドであろうとやすやすと体調を崩すわけには行かない。それは屈したことになるからだ。
共に生きる共生という言葉があるがミスドと共に生きるということは難しいことなのだ。武士道は死ぬことと見つけたり、ミス道とは笑うこととと見つけたりというところである。
本日入り口をくぐっていつものように見回していると先日情報網にかかっていたクレームブリュレを見つけた。クレームブリュレとだけ言えば完全にミスドの埒外であるがここはやはりミスドであるドーナツの穴にカスタードを詰め上部を焦がし見事にクレームブリュレドーナツとなっている。当然名も正式にクレームブリュレドーナツである。
クレームブリュレには3つの同族がいるが今回遭遇したのはその中でもわかりやすいカスタードである。233kcal/172円/炭水化物31.7gである。大抵のミスドドーナツは300kcalまででありときおり超えるものがある程度であるのであまり気にすることはなくおよそ250kcalで消費を考えると気軽でだろう。
我々に必要なことは厳密な情報で厳密に動くことではない。厳密な情報を咀嚼し必要最低限の行動でバランスを取ることである。
クレームブリュレには他にマロンとシナモンが存在しているのでまたの機会を待って研究させていただくこととする。
クレームブリュレの出来栄えとしては表面のカリカリとカスタードに関して文句はない。ドーナツかと言われると申し訳程度であると言わざるを得ないが個人的にはオールドファッションやリング系を無理やりクレームブリュレしてくれる方がありがたい。ただ実は先日アレンジドーナツででていたのだがいかんせん原価を気にしてか仕上がりが中途半端であったのであれはカウントしないこととした。ミスドのドーナツでは中途半端だと感じることは多く完成することのほうが少ないが僅かな期待を寄せておきたいところである。
さてクレームブリュレは出来が悪いわけではない。フォークはついてくるがベタベタ覚悟でガブッといけばパリッとした表面と中のクリームドーナツのクリームのバランスが楽しめる。お上品な洋菓子のクレームブリュレではないおやつのクレームブリュレとして相対するこをおすすめする。心持ちは味に重要な要素なのだから。
また今回は同時にストロベリーリングとも遭遇しているが眠いので簡単に済ませることとしよう。睡眠不足は冒険の敵であることは言うまでもないのだから。
264kcal/129/炭水化物23.2gのストロベリーリングは定番でありながらメインとは言い難い存在である。チョコリングの脇を固めるために存在するためで決して表立った存在にはならない。たとえいちごの季節が来ようともである。
不遇の存在とはいえ定番であるので誰もが簡単に出会うことができる。ドーナツによってはときおり見つけられないということもあるがそういうこともあまりないだろう。
フカフカのイースト生地はストロベリーチョコの風味に強く反発することもなく受け止めるため強いいちご感がなくても十分に感じることができる。
まさにおやつ全としたドーナツであるがイースト生地は言わばパンであるので小腹に十二分に満足感を与えるだろう。










