さて、前回の初投稿では腰痛対策の概要を記載させたもらったが、今回から具体的にして欲しいことを記載する。
としてブログ内に図を入れたが、その中で今回扱うのは「内科的」の呼吸・血流・自律神経の部分である。
(前回のブログを読んでいただけていない方は、先にこちらから読んで欲しい)
なぜ、この部分を最初に持ってきたかというと
そして何をするかといえば「呼吸力のチェック」である。
今回も前置きが長くなって申し訳ないが、
この呼吸チェックは、今後私が伝えたいヘルスケアの根幹になるので是非読んで欲しい。
腰痛に限らず、肩こり、片頭痛、めまい、耳鳴り、冷え性、鼻炎、アトピー、肌荒れ、薄毛、息切れ、うつ、パニック、全身疲労感など、いわゆるほぼ全ての慢性疾患に「影響」があると考えてもらっていいと思う。
私も専門家のはしくれなので、上記のように慢性疾患なんでもよくなります。みたいなことは書くべきではないと思う部分もあるが、今回からお伝えする「呼吸シリーズ」はお金がかからず、誰でもどこでも道具なし、リスクなしにできることなので許してほしい。
では、具体的に呼吸力チェックについて記載する。
呼吸力チェック方
1.鼻から息を吸う。
2.鼻から息を吐く。
3.鼻をつまんで息を止める。
4.「決して無理をせず」息を吸いたくなったら手を放す。
以下、チェック中の注意点
・1.鼻から「息を吸うとき」は思い切りではなく、ゆっくりと
・2.鼻から「息を吐くとき」もゆっくりと吐き切るのではなく8割くらいで、鼻を必ずつまむ
・どれだけ我慢できるか競争ではないことを理解する(無理をせず手を放す)
以上。
これで何秒「楽に」止めることができたかを見るテストである。
例えるなら(ストップウォッチか秒針が見える時計を用意して)
鼻から5秒間ゆっくりを息を吸って
鼻から5秒間息を吐く
鼻をつまむ
こんなイメージ。秒数はざっくりでいいので0.5秒とか気しないで^^
さて、皆さんはどうだっただろうか?
呼吸力チェック採点表
・~10秒(喘息・肺炎・重度ストレスの傾向)
・~20秒(中度ストレス・過緊張傾向・ウエイトトレーニングを勧めない)
・~40秒 (軽度ストレス・持久力不足)
・41秒以上(一般人の理想)
私が持つクライアントでの経験では、
最短6秒・最長85秒である
ちなみに、この最短と最長の記録保持者は二人とも女性で同い年である。
秒数が短いほど普段呼吸数が多く、身体も脳も過緊張気味と言える。
呼吸力テストの意義
人は1日当たり平均2万回呼吸をしている。
このテストは、一度息を吐いた後次に吸うまでにどのくらいの余裕があるか?を見ているが、これが短い人は普段の呼吸数が多く、緊張し、交感神経優位になり、筋肉は硬くなる。このような人が、マッサージを受けてもすぐ元に戻るのは想像にたやすいのではないだろうか?
数年前に「瞑想法」とか「マインドフルネス」といったものが流行った記憶があるが、流行りすぎたため間違った方法論が広がった印象がある。
一言で言うと「息を吸いすぎ」である。
考えてみて欲しい。
安静時にたくさん呼吸をすると疲れないだろうか?
例えば6秒に1回呼吸をすると、1分間に10回になるが、安静時だとこれは疲れを感じると思う。
これが、全身の過緊張を産み、本人が気づかない間に身体が硬くなり、痛み、疲労など様々な問題の温床になっていると考えている。
もう少しだけ深堀してみる。
深呼吸というと何を浮かべるだろうか?
しっかり息を吸い、吐くことが深呼吸というイメージが強くないだろうか?
これが「過呼吸=過緊張」が改善されない原因だと思っている。
重要なのは何秒息を止めているか?簡単に言えば安静時に1分間何回呼吸をしているかである。
現代人はスマホやパソコンを駆使し、より効率的に仕事やプライベートを「こなしている」しかし、精神疾患、慢性疾患は増える一方である。
今後お伝えしていきたい「運動や栄養」の問題が大きいとは思うが、その前に「呼吸」だと思う。
自分が今、過緊張、脳疲労(ストレス過多)を起こしているのかを測るバロメーターとしてこの呼吸チェックを利用して欲しい。
今後、呼吸チェックの結果を40秒以上にしていくための呼吸トレーニング方法をお伝えしていくつもりだ。
今回は、是非呼吸チェックが何秒だったかコメントしてくれると嬉しい。
hiyoko💛