ネットが大正義のこの世の中、ジャンクメールや企業からのPRのラインやメール、スパムのメールがいっぱいじゃないでしょうか?
ちょっと前までは紙面のダイレクトメールだったのにね。ほら、ティッシュの裏に広告が入ってたり(それは今もか)チラシの山が郵便受けに入ってたり(それも今もか笑)
でもちょっと考えてみてください。
僕が小学校か中学校の頃にパソコンでメールをするのが普及し始めて、高校の時にはみんな携帯を持ってるのが当たり前の時代でした。かくいう僕は高校の時に携帯を持っていなかった絶滅危惧種でしたが笑
パソコンや携帯で初めてメールが来た時って、テンションめっちゃ上がりませんでした?当時僕はヤフーメールを使ってたんですが、通知音の「シューンッ!」って音を聞くとテンション上がりました。
メールの通知にテンション上がって、ダイレクトメールにはテンション下がる時代でした。
逆に今ではメールやLINEの通知に嫌気がさすんです。ということは手紙なんてもらう機会はほぼないんです。直筆の手紙をもらうなんて、今では年賀状くらいでしょうか?あとは結婚式の時のメッセージカードくらい?
さて、そんな絶滅危惧種の直筆の手紙、ビジネスでもかなり使えるんです。
先ほども書いたように、今はLINEやメールの通知にうんざりする世の中。直筆の手紙や礼状をもらう機会なんてありえない世の中です。
そんな時代だからこそ、あえてアナログに走るんです。
僕の経験談をひとつ。
僕、本当に一瞬ですが商工会議所というか、経営者の会に参加してたんです。一応フリーランスなので、広い意味では経営者ですからね。3ヶ月で辞めましたけど笑
そこで教わったのが、礼状を書くこと。まぁ僕は経営のことも何もわからなかったので「まぁ、そんなもんか。とりあえずやってみるか」という軽い気持ちでコツコツと、名刺交換をした人やお客さんにお礼状を書いていました。
ある日コンビニでビジネス誌のPresidentが目に入りました。その時の特集が手紙特集。
いろんな有名な経営者が手紙に関する思いや情報を書いていました。「おぉ、これはタイムリーな話題。買ってみるか」と思って、初めてPresidentを書いました。
その中の一人の考え方に感銘を受けたので、ただその時のテンションのまま、その人にお手紙を書いてみました。
ただ単純に「素晴らしいお考えです。これから参考にします」みたいなことを書いたと思います。
数日後、ちょうどジョギングから帰って郵便受けを見ると、ハガキが入っていました。
差出人を見ると、なんと僕が手紙を送った人でした。
いや、こりゃテンション上がるでしょ!テンション上がりすぎてもう一回ジョギング行こうかと思いましたよ笑
さて、その人物とは誰なのか?
この人です。
鍵山秀三郎
いや誰やねん!とつっこみがあるかもしれません。
車の部品で有名なイエローハットの創業者、鍵山秀三郎さんです。
鍵山さんはコツコツと、小さいことや地味なことを継続して行うことを強調されていました。
もしかしてご存知の方がいらっしゃるかもしれませんが、鍵山さんは掃除を通して社会貢献をしてる方なのですが、実は手紙もコツコツと書かれてる方なんです。
そこに感銘を受けて手紙を書いたら、そのことについてお返事をいただいたので「あぁ、年商一千億レベルの会社の創業者が言ってるんだから、間違いないんだな」と。この手紙をいただいて3年ですが、今も続けています。
実際にお客さんに礼状を直筆で書くと、すごく喜んでいただけるんですよ。
中には礼状を初めてもらった方もいて、すごく感動していただきます。
感動の押し売りや下心があって手紙を書くわけではないですが、感謝の気持ちを伝える手段としてはすごく効果のあるやり方だと思っています。
コンビニで封筒と便箋、あとは82円切手で相手に感動をしていただけるんなら、安いものだと思いませんか?
ちなみに僕はもう一手間加えるんですが、どういった手間なのかは、実際に会って名刺交換なりご縁があれば・・・ということで笑