2019年の8月に訪れたポルトガルのリスボン。
リスボンの街は素敵な街並みを見ながら歩くのは楽しいのですが、石畳かつ坂が多いので、結構疲れてしまいます。
そこで便利なのが、アメリカ発のシェア電動キックボード「Lime(ライム)-S」です。
決まった設置場所があるのではなく、ステーションフリー形式で、使ったらそのまま置いておくことができ、街の至るところで見つけることができました。
キックボードも乗ったことがないですし、バランスが難しそう…と、颯爽と乗っている人たちを横目に見ていましたが、リスボン最終日に勇気を出して乗ってみました。
使い方はとても簡単!
アプリをダウンロードし、手順に従って操作していきます。
個人情報を入力し、乗りたいLime車両のQRコードをかざすと、ロックを解除することができ、運転できるようになります。
セットアップが完了し、ライトが点きました。
地面を蹴ってある程度のスピードに達したら、右ハンドルに付いているアクセルレバー引くだけ。最大速度の時速約24kmまで、すぐに加速してしまうので要注意です。
ブレーキは左ハンドルに付いています。
ちょっとおぼつかないですが、私のような初心者でも乗れるという動画を撮ってみました。
リスボンはアートも盛んな街で、色々な場所でストリートアートを見ることができます。
これは壁に描かれているのと、立体的なパーツも付けられており、遠くからでもとても目を引きます。
さらに走っていると、こんな場所を見つけました!
こちらは、バスやコンテナを組み合わせて作られている「コワーキングスペース」。
1階にはカフェもあり、随時イベントなども行われているそうです。
こんな場所で仕事をしていたら、新たなインスピレーションが湧きそうですね。
4月25日橋の下も通過しました。
ヨーロッパで一番の長さを誇る吊り橋だそうです。
少し前に、この橋の近くにあるマーケットを訪れた際はトラム(路面電車)を使いましたが、電動キックボードでも来れるのですね。
「Cordoaria Nacional 美術館」では、バンクシー展の会期中でした。
見たかったのですが、時間がなく断念。。
ちなみに日本では、2020年3月15日~9月27日に予定されているそうです。
中心地から少し離れた、ユネスコ世界遺産「ベレンの塔」に着きました。
ベレンの塔は、川を行き交う船の監視と河口を守る要塞として、マヌエル1世の命によって1519年に建てられました。
地下・地上を合わせて6層構造になっているそうです。
かなり並んでいたので、中には入れませんでしたが、中には砲台があったり、またこの中から見る景色もとても良いそうです。
今回のライドは、途中休憩したりで、約1時間でした。
料金は時間単位で変わります。
各地で料金は異なるようですが、0.15ドル(ユーロ)/1分程が相場になります。
ロック解除にもお金がかかりますが、今回は招待コードで無料でした。
長い時間乗ると、それなりの料金になってしまうので、交通手段というより、エンターテイメントとして乗るのが良さそうです。
バスやタクシーの移動も良いですが、Lime-Sで景色を見ながらのライドはとても楽しかったです。
日本でも2019年9月に福岡市で実証実験が行われ、今後各地に広がっていくそうです。
(18歳以上、運転免許証が必要などの条件があります。)
私の住んでいるオランダには残念ながら導入されていないのですが、MobikeやJUMPなどのステーション方式の電動自転車、電動バイクや電動自動車なども、街で見かけることが多くなりました。
今後、このようなシェア文化はますます広がっていきそうですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。