オランダ・ロッテルダムにある、世界初の川に浮かぶ牧場「Floating Farm」に行ってきました。
場所はロッテルダムの都心から、自転車で行ける距離の所にあります。
「川に浮かんでいる」という想像がしにくいと思いますが、こんな風に浮いています!
ロッテルダムの市内を流れるNieuwe Maas川の湾の上にまさに浮いています。
施設の中に入ってみると、浮いているので船のように少し揺れています。
2階部分の牧場では、牛が32頭買われています。
牧草を食べたり、寝ていたり、のんびりと過ごしていました。
牛さんたちは、手前の牧草地にも移動することがあります。
この斬新な牧場は、単に面白いというだけではありません。
地球温暖化の影響により、今後海面が上昇し、今の農場が沈んでしまう可能性があります。
農場は郊外にあるというイメージがありますが、この方法だと都市部に農場を作りやすくなります。
また都市部に作ることによって、牛乳やヨーグルトの配送も遠くから運ぶ必要がありません。
2050年には、世界の人口は20~30億人増えると言われ、さらに食料、農地が必要になっていきます。
また、太陽光発電を利用するなど、環境への負荷を最小限に抑えた運営が行われています。
「Floating Farm」は、今後起こりうる問題に備えた、新しい形の牧場・農地の新しい考え方として感銘を受けました。
「Floating Farm」の入場料は4.5ユーロ(約540円)で、こちらのミルク付きです。
濃厚というより、さっぱりとしていて、新鮮でミルクの甘みが感じられました。
新鮮なミルクをこちらの機械から汲むこともできます。
1リットル1ユーロ(約120円)
近くに住んでいたら汲みに来たいです。
ミルクの他にも、バター、ヨーグルト、HANGOPという水切りヨーグルトを購入することができます。
ここで作られているミルクやヨーグルトは、ここ以外に、一部の「SPAR」(コンビニ)や、「PICNIC」というネットスーパーで購入することができます。
温暖化や人口増加は深刻な問題ですが、それに適応する新しい動きを体感することができました。
個人レベルでできることは少ないかもしれませんが、例えばこのような取り組みをしている「Floating Farm」のミルクやヨーグルトなどを購入し、応援するといったことで、サステイナブル(持続可能)な社会が築かれていく気がします。
今回の内容も動画にまとめました。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。