オランダは、日本の九州ほどの大きさですが、約680もの美術館・博物館があるといわれています。
その中の約400の美術館・博物館に行き放題という、「museum kaart(ミュージアム・カード)」を購入しました。大人・1年間有効・€64,90(現在のレートで約8,000円)、18歳までは€32,45のキッズカードがあります。(約4,000円)
「museum kaart」は旅行者でも購入することができます。
対象の美術館・博物館のチケット売り場で販売されていて、そこで仮カードを発行してもらえます。その後、住所登録や顔写真をアップロードし、1週間後ほどで本カードが郵送されてきます。
ただ本カードがなくても、仮カードで最大5つまで、オランダ国内の美術館・博物館に入場することができます。
顔写真付きのカードで、これをチケット売り場や入口で見せると、スタッフが確認・スキャンして入場することができます。
先日Den Haag(デン・ハーグ)にある「Mauritshuis(マウリッツハウス王立美術館)」を訪れました。
オランダの画家、フェルメールの「真珠の耳飾の少女」やレンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」などが収蔵されている人気の美術館です。
ちょうど空いている時で、「真珠の~」は独り占めで見ることができ、「テュルプ博士の~」もゆっくり鑑賞することができました。
こちらもカードの対象となっている、アムステルダムにある「RIJKS MUSEUM(アムステルダム国立美術館)」。美術館の真ん中が自転車道になっているのが、なんともオランダらしい美術館です。
レンブラントの「夜警」
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」など、こちらもゆっくり鑑賞することができます。
アムステルダム国立美術館から歩いてすぐの所に、「Moco MUSEUM(モコ・ミュージアム)」「Van Gogh Museum(ファン・ゴッホ美術館)」「Stedelijk Museum(市立美術館)」もあり、Moco MUSEUM以外はカードで入ることができます。(Van Gogh Museumはオンラインでの事前予約がおすすめです。)
ほとんどの美術館は写真撮影が可能ですが、ファン・ゴッホ美術館は撮影禁止となっています。
こちらはUtrecht(ユトレヒト)にある「CENTRAAL MUSEUM(セントラル美術館)」。
この中にはディック・ブルーナのアトリエを再現したものがあり、反対側には子供たちが遊べる「Nijntje Museum(ミッフィー・ミュージアム)」もあります。
何度も訪れたい美術館は、カードがあると便利ですよね。
現代アートや、
(Museum Boijmans Van Beuningen:ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館)
自然史博物館(Natural History Museum:ロッテルダム自然史博物館)なども、「museum kaart」の対象です。
ほとんどの美術館は1つあたり€10~20(約1250~2500円)するので、頻繁に利用したい方にはお得だと思います。
混んでいる時は、日を改めたり、時間をずらすこともできますし、気軽にアートを楽しめるのが良いですね。