6/17(月)
日本一周「26日目」
山梨、甲府の快活クラブで目が覚める。
深夜まで見ていた「となりのトトロ」と、「もののけ姫」のDVDが散らばる。
一昨日の樹海散策をした際に、久石譲の「風の通り道」と「アシタカせっ記」が頭から離れなくなってしまっていたのだ。
とりあえずモーニングを大量に頬張る。
今日行こうとしているのは富士山近くにある、とある廃墟である。
30分程度で着くらしいと、富士のふもとをひたすら走る。
廃墟近くまで来ると車はほとんど走っていなかった。
目的地はとある廃テーマパーク
広大な敷地が丸々廃墟だった。
…いや、厳密に言うと「廃墟」はそこには無かった。
目的地の近くまで車で行き。微かに残る轍を頼りに草木の中を進むと、舗装された道路に出る。
道路を富士山に向かって歩いていくと、草木はどんどん険しくなった。
広い場所に出る。
ここは駐車場とかだろうか…?
そして横には長い滑り台。
この滑り台を登ってみると、
建物のようなものが遠くに見えた。
建物に向かってさらに草木の道を歩く、あまりにも草木が凄いのでルートをいくつも模索した。
やっとの思いで建物にたどり着く、恐らくここで合っているだろう。
中はとにかく広かった。
思ったより何も無いな…
散らばる消化器。
中を歩いてみるとと本当に広さに驚かされる。
だが、有名なモニュメントが見当たらず、しばし散策を続ける。
そしてたどり着く。
本来、それがあったであろう場所に。
廃墟は更地になっていた。
面影も残っていた。
思い出はここでひっそりと生きている。
謎のおみやげがあった。
完全にリサーチ不足である。
次からはしっかり調べてから廃墟を訪れよう…。
でも、こんな富士山に近い場所で、こんなに広い場所で、「自分1人だけの世界」というのは、とても非日常的で素晴らしいものであった。
そんなこんなで車に戻る頃には、もう夕方になっていた。
この探索で1日を潰してしまった…。
ここで静岡入りをしてしまおうと考える。
20分程度で静岡県、富士宮市に入る。
最近はネカフェのシャワーばかりだったので、今夜は銭湯に行く。
「鷹の湯」650円
1日草木の中を歩いたのでとても気持ちよかった。
珈琲牛乳を飲む。本当に価値のある120円。
そして今夜の道の駅に行く。
お昼も夜も食べていないが、節約になるしいいだろう。
お腹が空いたらカップヌードルでも食べることにする。
◎本日の走行距離
110.0キロ
◎出費
ガソリン
1540円
食費
120円
入浴料
650円
計2310円
いよいよ入った静岡で、
ぼくはどこへ行くのだろう。
しっかりリサーチしてから行こう。
便利な文明の利器は使うに越したことはないよね。
それでは◎