8/10(土)
日本一周「80日目」
「みなとオアシス港シートピアなあど」で目を覚ます。
…全然、暑くないぞ…
気温を見て驚愕。
岩手の海沿いは涼しすぎる。
外は雨が降っていた。
眠い目を擦りながら、重い腰を上げようか。
本日向いたい場所は2ヶ所。
本日のとある廃墟と「龍泉洞」。
その後は青森を目指してひたすら北上するプラン。
「岩手県庁」のある盛岡方面だが、ここから西に2時間進むのは非効率的だと考え、北海道を回った後に秋田からアクセスしようと思う。
朝ごはんを買いにコンビニに行く。
買い物をして、コンビニから出て来る時に2人の女の子を見かける。
ダンボールに何か書き物をしている様子。
龍泉洞…
自分も本日の目的地に入っていたので、
思わず声をかける。
「今日、自分も龍泉洞行きますよ?」
…というわけで、拾わせていただきました。
人を乗せることはおろか、
「ヒッチハイクをしている人」にすら出会うのが初めてなぼくは少し緊張していた。
汚い車の中の後部座席を久々に立ちあげる。
2人の女の子、それぞれ「東京」と「大阪」までヒッチハイクするらしい。
こういうの…待ってました…!
2人のJDを乗せて向かうは龍泉洞…
…ではなく、本日の廃墟。
こんなワガママに付き合ってもらって申し訳ない気持ちで運転する。
本日は廃鉱山。
これはかなりの「当たり」を引いた模様。
何だ…?この錆と緑の融合は…?
一昨日の発電所とはまた違った空気感。
その廃墟の「奥行き感」に圧倒される。
(ここに来るまでに広角を買っておいて本当によかった…)
段々畑の様に上に広がるコンクリート。
上からの景色はまた違った顔を見せてくれた。
空中に浮く部屋も発見。
拾ったお二人もよくここまで着いてきてくれたものだ…。
そして本日のメイン「龍泉洞」
ここからは約50分で走る。
やはり人と会話をしていると短く感じる。
あっという間に着いてしまった。
流石の人、人、人。
8月の夏休み、そして土曜日。
混まないはずが無い。
まずは横の
「龍泉新洞」から進んでみる。
こちらも中身は鍾乳洞で、その中で龍泉洞についてのあれこれが博物館形式で説明されている。
やはり鍾乳洞、とても涼しかった。
そしてこちらはメイン「龍泉洞」
入って納得、流石「日本三大鍾乳洞」と言われるだけある。
こちらはその広さもさる事ながら、水が他の鍾乳洞の比ではない。
入ってまず目に入る「第一地底湖」
水の中からライトアップされている。
なんと水深35m。
「第一」ということはもちろん「第二」もあった。
写真を撮るのはなかなか腕が追いつかなかった。
こちらは水深38m。
続いて「第三地底湖」
ここだけ異様に深い。
水深はなんと98m。
写真だと伝わりづらいが、
驚愕するのはその「透明度」、
とある学術調査で水に潜った人が、あまりの透明度にマスクを外そうとする…という逸話があるほど。
横には簡素なボートが置いてある辺り、水面に降りる時もあるのだろう。
ぼくも降りてみたいな…。
そして無事に洞窟を抜ける。
ここまで一緒に着いてきてくれたお二人とも
ここでお別れである。
最後に一緒にご飯を食べる。
合計1530円の散財。
こんなに豪華にしてしまって…
きっと当時はテンションが上がっていたのだろうと思う。
お二人とも無事で目的地に辿り着けることを切に願っている。
行き先を書いている途中に声をかけたので、
文字が中途半端で終わっているね。
さて、ここから向かうのは青森県は八戸。
ここからだと約2時間のドライブが始まる。
途中、見慣れない単語が出てくる。
…地割??
調べてみると、やはり岩手県特有の地名。
「藩政時代の検地番号」らしい。
ソースを貼っておく。
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000203594
無事に青森県に入県。
いきなり霧がすごい…。
途中のコンビニで休憩していると、いつの間にかうたた寝をしてしまう。
よっぽど疲れていたのだろうか…。
夜に目を覚まし、そこから「八戸市」に入る。
本日の温泉
「極楽湯」
その後、「館鼻岸壁朝市の駐車場」まで行き、
泊まることにする。
そのに市場向かう途中…八戸の工場夜景が目の前に広がる。
…う~ん。
天気と画角が良くない…。
明日もリベンジしてみようか…。
なかなか密度の濃い一日の余韻に浸りながら目をつぶる。
◎本日の走行距離
178.2キロ
◎出費
ガソリン
2495円
食費
2088円
入場料
1000円
計
5583円
ここ数日、色々な人と会話をする機会が多い。
この「日本一周」において、人間との絡みはほぼほぼ捨てていた自分も、これは願ってもない吉報。
大切な思い出として閉まったまま、無事にゴールしたいと改めて強く思う。
それでは◎