先日、台北の街をぶらっと歩いていると、美味しそうなドーナツを見つけました。
アイキャッチのドーナツ、見つけたのは台北の都市交通システムMRTの科技大樓駅を降りてすぐのところにある「How Sweet 幾分甜」というお店のドーナツです。
台北駅からMRTを乗り継いで、だいたい15分〜20分ぐらいで着きます。
「How Sweet 幾分甜」は焼き菓子やベーカリーのお店で、台北駅の構内にも支店がある有名なお店です。
How Sweetの主力商品のなかには台湾のお土産として定番の「パイナップルケーキ(鳳梨酥)」もあります。
ここのパイナップルケーキは生地がクッキーのようにサクサクで、甘さもしっかり感じるけれど濃過ぎない感じで食べやすいので、僕もよくお土産として買って帰ります。
ですが、今回は店先に並んでいたこのドーナツが美味しそうで、つい衝動買いしてしまいました。
揚げドーナツという感じなので、見た目からして油っぽく見えるかもしれませんが、それほど油は強くありませんでした。
外はサクサク、中はフワフワ。
味はドーナツの小麦の風味と、表面にまぶしてある粉砂糖が相まって、素朴な味が口の中に広がります。
なかなかのボリュームで、ひとつ食べると満腹感を感じるほどですが、これで1個28台湾元(約100円)!
「安くて美味しい」という「台湾グルメ」の特徴を持ったスイーツだなと感じたのですが、僕にはこのドーナツ、一度見たことがありました。
僕の職場の近くにはベーカリーを併設したスーパーマーケットがあるのですが、そのベーカリーで、こんなドーナツが売られていました。
「台湾発祥の大人気ドーナツ」とありますが、How Sweetのドーナツに出会うまで、恥ずかしながら台湾で似たようなドーナツを見たことがありませんでしたので、これはなかなか衝撃的な出会いでした。
How Sweetのものと比べると、表面の粉砂糖の量が多いのと、練乳ソースがかかっているところが違いますが、食感は外はサクサク、中はフワフワと、同じような食感と風味でした。
日本で出会ったこの「台湾ドーナツ」が頭にあったので、その後、台湾でHow Sweetのドーナツを見つけたので、「本場の台湾ドーナツだ!」と思ってテンションが上がりました!
ですが、上のHow Sweetのドーナツ。こんな商品名が付いていました。
わかりました?
アップにしてみると…
ちなみに「脆皮」はサクサクとかクリスピーという意味、「甜甜圈」はドーナツです。
それはともかく、「北海道」クリスピードーナツ⁉︎
本場で出会ったと思った「台湾ドーナツ」が「北海道ドーナツ」と名付けられている…
いや確かに、台湾では乳製品が使われていたり、ミルク感を感じるようなスイーツの名前に「北海道」というフレーズを冠することが多々あるのですが…
それでもまさか、日本で「台湾ドーナツ」と呼ばれているものと同じようなドーナツが「北海道ドーナツ」になっているとは。
たぶん、お互い参考にしたドーナツが違うとは思うのですが、それにしても、不思議な経験をしました。
ちなみに、この「台湾ドーナツ」または「北海道ドーナツ」、お供に牛乳というのがベストですが、台湾の「木瓜牛奶(パパイヤミルク)」も良いですよ。
台湾だったら夜市で美味しいパパイヤミルクが買えますが、僕はスーパーやコンビニで必ず売ってる「統一企業」の「木瓜牛乳」が好きです。
甘々なドリンクなのですが、これがまたドーナツにはぴったり。
パパイヤミルクはまだまだ日本で取り扱われていないのですが、「台湾ドーナツ(北海道ドーナツ)」との組み合わせで、誰か売ってくれないかなぁ…
台湾にお越しの際は、ぜひお試しを!