特に台北では、街を歩いていてフラッと立ち寄ったお店が抜群に美味しい!ということがたびたびあり、そこから足繁く通うようになったお店がいくつもあります。
今回は、そんなお店のひとつをご紹介したいと思います!
今回ご紹介するお店で食べられるのは…
台湾には牛肉麺のお店がたくさんありまして、ALISでもみおさんが台湾北部の瑞芳という街で食べたトマト牛肉麺を紹介されています。美味しそう!
台湾のスーパーで売っている「滷包」という総合調味料を使えば家庭でも作ることができます。
ですが、やっぱりお店の牛肉麺は美味しい!ということで、ついつい食べに出かけたくなります。
そんな時に出かけたくなるのが、台北駅からほど近い「西門町」にある牛肉麺のお店です!
台北駅から西門町の最寄駅である西門駅までは、都市交通システムのMRTブルーライン(藍線)で1駅ですが、台北駅から歩いても15分〜20分ほどで着きます。
MRTで行く場合は、西門駅で降りて…
ホームから一段上がると改札フロアがあります。
駅の券売機で誰でも買えるMRTのICカード「悠遊卡」で改札を出て…
正面の「6番出口」方面に向かって歩いていきます。
階段→通路→エスカレーターと少し歩いていくと…
H&Mの入ったファッションビルがそびえ立っていて、多くの人でいつも賑わっています!
このH&Mが入ったビルの1階、昔はマクドナルド(麥當勞)入っていて、有名な「ナンパスポット」、というより、若干怪しげな「出会いスポット」でした。
すっかりキレイに健全になったなぁと、感慨深くなります。
この駅前は大きな広場になっていて、いろんなイベントやパフォーマンスがよくおこなわれています。
この日も、なんだかよくわからないけれどすごいパフォーマンスが。
とにかく賑やかな場所だということが伝わりますでしょうか?^^;
広場に出て左を見るとNIKEの旗艦店が目に入ります。
その後ろにチラッと写り込んでいるのが、西門町のシンボル的存在にもなっている「西門紅樓」です。
雰囲気のある建物はリメイクされたものですが、もともとは日本統治期の1908年に建てられたものです。
こちらについては、「台北ナビ」の記事に詳しいのでリンクを貼っておきます。
その手前、NIKEショップ前の「成都路」を西にまっすぐ歩いていきます。
歩きながら右手を見ると、海の神様「媽祖」を祀った「台北天后宮」がビルの間にフツーに並んでいるのが見えてきます。
「西門紅樓」や「天后宮」だけを切り取ると、西門町って「渋い街」のような印象がついてしまいそうになりますが、ここは台北の高校生・大学生たちで連日賑わう若者の街です。
留学していたころ、よく行っていたなぁ…カラオケのHoliday(好樂迪)
いろんなところに目移りしながら成都路を歩いていると、こんな明るい場所が見えてきます。
街の雰囲気からするとやや高齢の人で賑わうここは、いわゆる宝くじショップです。
この角を左に曲がって少し歩くと、今回ご紹介したい牛肉麺のお店…
お店の前はいつも順番待ちのお客さんで賑わっています。
店内はテーブルとカウンター、合わせて30〜40ぐらいの席が用意されていますが、常に満席です。
店内の写真が撮影できなかったので、台湾のブロガー「小麥&鳩鳩」さんのブログ記事のリンクを貼っておきます。
記事は中国語ですが、写真がたくさん貼ってあるので、おしゃれなお店の雰囲気がよくわかりますよ。
このお店で僕がいつも注文するのは、一番シンプルな「清燉牛肉麵」と小さな厚揚げに甘辛いタレと青ネギを散らした「熱豆干」なのですが…
この日は「熱豆干」が売り切れ…紹介したかったのに!(T ^ T)
なので、代わりにキュウリをニンニクだれと唐辛子で混ぜ込んだ「小黄瓜」を注文しました。
「清燉牛肉麵」は小サイズが200台湾元(約720円)、「小黄瓜」が40元(約150円)です。
そして、待つこと5分、出てきたのがこちら!
「清燉牛肉麵」の「清燉」というのは透明なスープのことなのですが、台湾の牛肉麺でこれだけ中に入っている麺が見えるスープに出会うことってなかなかないんですよね。
油が浮いている様子が見えるので「油っぽいのかな…」と感じるかもしれませんが、実際に口に運んでみると、全然油っぽくありません!あっさり!
むしろ、油も味わいを深くする調味料の一種として、絶妙な風味を発揮しています。
ここの牛肉麺の特徴はスープだけではなく、上に乗っている牛肉にも大きな特徴が。
一般的な牛肉麺は牛肉の塊がそのままゴロッと入っていることが多く、それはそれで食べ応えがあって美味しいのですが、ここの牛肉はきちんと形が整えられています。
こういう手間をかけていることで、どのお肉も絶妙なバランスで赤身の間に筋が挟み込まれていて、ちょうどいい食感とお肉の風味を楽しむことができます。
そして、スープに沈む麺はというと…
日本でいう「細うどん」ぐらいの太さのモチモチ麺!表面はツルンとしていて、するっと喉を通っていきます。
小サイズでも結構な量なのですが、ツルツルいってしまいます。
で、口の中が少し濃くなってきたら、「小黄瓜」で箸休め。
程よい唐辛子の辛味とニンニクの風味が食欲をそそります。
箸休めなんですけれど、ついつい箸が進んでしまう罪な一品ですよ。
牛肉麺のお店は台北に星の数ほどあるので、みんなそれぞれにお気に入りのお店があります。
僕のお気に入りはこの「牛店」。
記事を書いていたらまた食べたくなってきました。