(前半と後半で、記事のテイストが違いますので、ご了承くださいm(_ _)m)
今日は初めて、日本のグルメ絡みで書きたいなと思ったことがありましたので、書いてみます!
ただいま東京出張中。
東京に来たときには、理由は特にないのですが、無性に「洋食」や「カレー」が食べたくなります。
よく足を運ぶのは、神保町の「キッチン南海」や、神田の「カレーの店インデラ」です。
ただ、今回の出張では池袋のほうにやって来ましたので、この2軒ではなく、池袋の洋食屋さんということで、今日のランチは「キッチンABC」に行ってみました!
外観はこんな感じ。
いろいろなオススメメニューがありましたが、お腹が空いていたので、「大盛焼肉定食」を注文。
850円でお腹いっぱい!洋食にお味噌汁というのも素敵!
…と、グルメ記事なのにこれぐらいしか書くことができない自分のボキャブラリーにがっかりしますが、今回、記事を書きたいと思ったのは、ランチの内容そのものよりも、お店の雰囲気にいろいろと学ぶことがあったからです。
お店の席数は20席そこそこで、ランチの時間帯には外に行列ができるほど、常に席が埋まっている感じでした。
そうした状態でお店を見回してみると、ホールを回しているのは年配の女性が一人だけ。
この方が、注文聞き、料理の配膳、レジ打ち、後片付けなどをテキパキとこなしています。
しかも、常に笑顔で、常連さんとも気さくに声を交わしつつ、その上で動きにまったく無駄がないという素晴らしさ!
客観的にみると、ランチで大忙し、行列もできているお店の状態は、まさに「戦場」なのですが、お客さんも誰一人ピリピリしていませんし、オープンキッチンの厨房の方もテキパキ動きながら、挨拶も欠かしません。
この様子を見て、僕は「システム」とか「組織」ってどう回って行くんだろうなぁ…ということを考えていました。
たとえば、ランチ時のお店のこの雰囲気は、間違いなくホール係の年配女性が作り上げているものです。
そうすると、もしこの女性がお店を辞めてしまったら、なんらかの理由でいなくなってしまったら、途端にお店は回らなくなってしまうかもしれません。
しかも見るからに、女性の立ち居振る舞いは他の人が簡単に代替できるものではありません。
それでは困るということで考えるのは、女性が辞めてもお店を回すことができるよう、システムによる効率化を図ったりします。
たとえば食券制にして注文や会計を効率化する、後片付けはセルフにするなど、接客に「熟達」しなくても回せるような状況を作ろうと考えたりします。
ただ、そうしたシステムを導入した場合、お店の雰囲気はおそらく大きく変わってしまうように感じます。
ホールの人とお客さんが声を交わす必要も基本的にはなくなりますし、厨房の方もお客さんが入ってきて食券を買った時だけ挨拶し、出ていくときは声かけしないことが増えるかもしれません(料理を提供することが大切なので、提供後はもう次のお客さんの料理提供に集中していますから)。
そういう雰囲気になると、お客さんの中にももしかしたらピリピリ感が広がっていくかもしれません。
特に、システムのちょっとした不調でストレスを感じる人が増える可能性があります。
システムというのは「合理化」のために導入されているわけですし、そのシステムを利用する人も「合理化」を期待しますから、トラブルやエラーを許容する範囲が狭くなりがちです。
そうすると、「合理化」のために導入したシステムは、果たしてお店の繁盛という側面から見れば、正解だと言えるでしょうか?
もちろん、かなり単純化して「システム」と呼ばれるものを考えていますので、かなり乱暴な考え方かもしれません。
ただ、僕自身、何かしらの「システム」構築を導入するとき、「人に仕事が付随しているような状況は、その人に何か問題があったときに代替が効かなくなるので危ない」という発想で、「人に付随している仕事」を「システム」に代替することで効率化を図ろう…と考えることがあります。
ただ、ホールの仕事をテキパキ回す年配女性の存在のような、「人に仕事が付随している」形で上手く回っているような状況に対して、「将来的な不安」を理由に、予防的に「合理化」を目指すという発送は、もしかしたら正しくないのかもしれないな、と思いました。
目指すべき「合理化」が本当に「合理化」につながるのか…
とかく組織のことを考えようとすると、「いかに効率化・合理化するか」ということに発想が向いてしまいそうになりますが、「人」と「仕事」との関係性をよく見定めて、「システム」や「組織」というものを考えなくちゃいけないなぁ…
ということを、山盛りのご飯と焼肉を頬張りながら考えていました。
…こんな時間に焼肉定食の写真見てたらお腹空いてきますね〜
明日は何食べようかなo(^▽^)o
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