こんにちはIanです。みなさんは世界最大級取引所BINANCEの投資ファンドBINANCE LABSのことはご存知でしょうか?私はいくつかのアルトコインを調べる中で存在を知りました。今回はBINACE LABSがどんなことをしているのか簡単に説明したいと思います。
BINANCE LABSは社会的インパクトを持つ(Social Impact)ファンドであり、ブロックチェーンと暗号通貨の起業家、プロジェクト、そしてコミュニティを育成し、投資し、そして力を与えるためのイニシアチブ(戦略)です。
BINANCE LABSの使命は、エコシステムにとって最も重要な問題を解決し、世界をより良い方向に変えることです。
BINANCE LABSがやること
■起業家やプロジェクトをインキュベートする
■直接投資をする
■他業界パートナーと協力し、LP(Limited Partner=有限責任組合員)として参加する
BINANCE LABSからの起業家の支援
■資金
■市場参入戦略とBusiness development
■トークンモデルと分布
■テクニカルレビュー
■人材募集
BINANCE LABSが行う投資の焦点
■パブリックブロックチェーン
■分散型取引所(DEX)
■ウォレットと支払い
■安定したデジタル通貨
■ATS /セキュリティトークンプラットフォーム
■dApps
では実際にどんなプロジェクトに投資を行なっているのか?2019年3月現在のポートフォリオを見ていきたいと思います。
OASIS LABSは個人のデータをスマートコントラクトを使用し、医療記録の共有から個人の財務情報の分析、機械学習モデルのトレーニングまたゲームなど様々なアプリケーションに、あなたプライバシーを保護しながら適用できるプラットフォームの構築を目指しています。
Mobile Coinはモバイルユーザーが暗号資産を簡単に取引できるようにするアプリ作成を目指しています。簡単な秘密鍵管理、1秒未満のトランザクション、プライバシーの保護、ユーザーフレンドリーなど機能がウォレットを通して可能となります。
投資プラットフォームRepublicは投資を民主化し、複雑な法規制なしにスタートアップ企業と個人投資家の資金調達をつなげるオンラインスタートアップエコシステムです。すでにSECやFINRAのライセンスを受けており、個人投資家のための世界最大のプラットフォーム「Angelist」と戦略的パートナーでもあります。
CERTIKは、信頼できるスマートコントラクトとブロックチェーンエコシステムを構築するための検証フレームワークです。既知の致命的なバグや脆弱性がないことを数学的に証明し、検証済みスマートコントラクト、分散型アプリケーションのライブラリ(DApp)、およびブロックチェーン自体の実装のエンドツーエンドの正確性とセキュリティを示す証明書として機能することを目的としています。
Pivotは暗号資産投資家のための中国のコミュニティです。 1400以上の暗号通貨の価格とチャート、最新のブロックチェーンニュースをリアルタイムで提供します。コミュニティメンバーによって貴重な情報をスクリーニングのうえ共有し、質の高いプロジェクトを探すのを手助けします。またアプリがリリースされています。
CREDはCredXという暗号資産の貸出サービス・プラットフォームを通して、業界をリードするAIを用いた与信管理機能とパートナーシップネットワークを備えた世界クラスの分散型貸付エコシステム構築を目指しています。
Contentosはライブ配信や動画配信、音楽、テキスト、バーチャルギフトやゲームといったブロックチェーンを使用する事でエコシステムに関わるメンバーの利益と権利の透明化を図り、マルチメディア分野にまたがる総合コンテンツプラットフォームを構築することを目指しています。
Cocos-BCXは、モンスト・ツムツムなどに使われているCocosゲームエンジンをベースにしたブロックチェーン対応ゲーム開発プラットフォームです。独自のNHAS-1808基準とスケーラビリティ対策で専門知識がなくてもブロックチェーゲームの開発ができます。
Terraは分散型ステーブルコインをつくるプロジェクトです。激しい価格変動の問題を解決し、決済できる価格安定性のある暗号化方式で、次世代の分散型アプリケーションのための金融基盤を構築を目指しています。TerraというAlipayのブロックチェーン版のようなアプリも開発しています。
Koi Tradingは、機関投資家や富裕層の個人が暗号資産投資に取り掛かりやすいよう、信頼性が高く、効率的で準拠したOTC(店頭取引)の経路を提供します。世界中のブローカー、取引所、マイナー、およびファンドは、プロフェッショナルでハイタッチなサービスと強力な暗号通貨の流動性でKoi Tradingを信頼しています。
Capitalizeは自動取引のためのプラットフォームです。コーディング経験がなくても、ユーザーは単純なものから非常に複雑なものまで、あらゆる種類の戦略を実装および自動化できます。Capitalize は、コンピュータの画面に釘付けにならずとも、市場を監視し最高の取引戦略を自動的に執行します。
BTTはP2P(Peer to Peer)を用いた世界最大の分散型ファイル共有プロトコルBitTorrentをTRXベースでトークン化したものです。すでに1億人以上のユーザーがいるBitTrrentのポテンシャルをBTTを基軸としたエコシステムを構築し、プロトコルの効率化・活性化を試みることを目的としています。
以上ですBTTに関してはBinanceが実施したIEO(Initial Exchange Offering)であるBinance Launch Pad 第1弾としてBinanceに上場しています。
これからしばらく各銘柄を時間があれば掘り下げていきたいと思っています。何かリクエストがあればコメントください!
長すぎるので上記で省いたBinance Labs Incubation ProgramとBinance Labsのトップ Ella Zhang氏の解説が載っています。誘導するために削ったわけじゃないよ٩(^‿^)۶
前にALISで掲載したBinanceLabsの投資先Contentos記事のリライトです。テストネットが3/27にオープン予定なので、オープン後さらに追記します。
明日ALISでも公開します。BinanceLabs投資先Pivotです。けっこうおもしろい。
Twitterフォローしてね!