それは剣と言うにはあまりにも大きすぎた。
大きく
ぶ厚く
重く
そして大雑把すぎた。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、あのガッツあふれる作品の剣。
第二話では、あれを思わせる無骨な剣が登場します。
と言ってもこの作品は登場人物の勘違いで進みます。
第一話で助けたこの少女。
かなりの勘違いちゃんです。
彼女の名前はリーン。
主人公のノールが、リーンに勘違いされて、つきまとまれることで、第二話のお話は進みます。
リーンは、助けて頂いたお礼をしたいとノールを自宅へ招きます。
かなりのお嬢様らしく、護衛の兵士が何人か登場。
ありがちなお話ですが、お嬢様が連れてきたどこの馬の骨かも分からない男を、快くは思いません。
お気楽に命の恩人を連れてきたと言うリーンをよそに、疑いの目を向ける女兵士。
疑いの目どころか、武器の切っ先を向ける兵士もいる。
ここでいずれキーマンになるであろう人物が登場します。
それがリーンの父親です。
リーンと同様にお気楽ではあるが、その奥に深い見識と思考が垣間見えます。
そして、リーンを助けたお礼にと差し出されたのがこの剣。
それは剣と言うにはあまりにも大きすぎた。
大きく
ぶ厚く
重く
そして大雑把すぎた。
この剣も重要なキーアイテムになりそうです。
リーンの父親に認められ、剣を受け取ったことで女兵士の疑いも少しだけ晴れました。
最後は、にっこりとあいさつを交わす場面も。
でも、武器を向けてきた兵士は、まだ納得していない様子です。
次回は、あの兵士とひと悶着ありそうです。
では、第三話でお会いしましょう。